Wave Technology(WTI) | 半導体周辺回路とその応用製品の開発・設計会社

WTIは技術者不足を解決する「開発設計促進業」です

中途採用 技術職(電子回路・高周波・電源・組込ソフト)

中途採用 技術職(電子回路・高周波・電源・組込ソフト)

中途採⽤ 技術職(電⼦回路・⾼周波・電源・組込ソフト)

WTIでは技術職の経験者を募集しております。
募集要項などは以下のリンク先に記載のとおりです。
会社のご案内やご質問に対する回答などは丁寧に対応させていただきますので、是非奮ってご応募ください。

募集要項 採用までの流れ

 

エントリーシートからご応募ください。
直接のご応募も承ります。採⽤専⽤フリーダイヤル0120-419148 にお電話のうえ履歴書・職務経歴書を送付(郵送または電⼦メール)してください。

 

会社概要

WTIは、三菱電機系列会社の子会社であり、全売上の8割を東証一部上場企業の電子機器、電子デバイスメーカ等で占めることから、お客様の厚い信頼と安定した業績が特長の設計/開発会社です。
200名規模でありながら、新たな電子回路設計手法等の独自技術を大学と連携して開発しており、また、社内技術教育センターで、技術の深堀、技術範囲の拡張のためのエンジニア教育を継続しています。
当社と同規模の業界比較では、一歩リードする会社であると考えております。

◆技術職について

IoT関連機器を始めとする電子回路・電子機器の設計(アナログ、デジタル)、MHz帯~GHz帯の高周波(無線通信、マイクロ波、RF)設計・評価、オーダー・メイドのカスタム電源設計、各種電子機器の機構(筐体)設計、LSIパッケージ(半導体パッケージ)設計、各分野の技術や経験をお持ちで転職をお考えの方を中途(キャリア)採用しております。

また、募集実務にぴたりと当てはまる経験がない方でも、当社の充実した教育システムにより、電子回路・電子機器、高周波回路・高周波機器、電子デバイスの開発・設計業務に従事できるレベルにまで、転職された方を丁寧にお教えいたします。

WTIは、ファブレス会社ですので、エンジニアはIoTを始めとしたエレクトロニクス系の回路・機器の開発・設計に注力した業務を行っており、開発・設計に特化した仕事に携わりたい転職希望者の方から多くのご応募をいただいています。特に開発・設計業務に注力したい方に当社は最適です。

一流のお客様からいただく最高レベルの仕事をWave Technology(WTI)のエンジニア達と一緒に成し遂げていきませんか。技術者として自らを伸ばしていきたい方、エンジニアの中のリーダーとして活躍したい方、大いに歓迎します。

当社へのお客様のご評価はこちらをご覧ください。 ⇒ お客様の声

 

中途採⽤⽐率

直近の3事業年度の各年度に採用した正規雇用労働者の中途採用比率を公表します。

  2021年度 続きを読む

IoTの情報伝送はやはり無線で! でもどうやって?

以前のブログで、IoTは「3つに分けて理解する」と分かりやすいことをお話しました。

どんなIoTのシステムも必ず以下の3つの部分が含まれているというお話でした。

  1. センサ
  2. 情報伝達
  3. 情報管理・分析

この中で、2.のIoT機器のセンサーで取得したデータを伝達することについては、有線か無線かを選択することになります。

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高周波開発インサイドストーリー

高周波開発インサイドストーリー ~「貴重な存在」と云われるからこそ、「責任」と「やりがい」がある~

田岡(仮名)のもとに、1本の電話が届いた。内容は、A社からの急ぎの相談であった。 A社は、5年ほど前まで頻繁に取り引きしていただいていたが、最近はお付き合いがなかった。田岡は、その当時A社の業務を担当していた技術者の一人である。 A社の担当者からは「自社で大型案件を受注できそうだが、数年前に担当していた社内の技術者は配置転換等でいなくなり困っている。この案件の内容は、一般用途と異なり特定用途の通信システム設計なので外注するのは難しい。」と相談を受けた。 この時、田岡は開発スケジュールが非常に厳しく技術難易度も高い内容であったので、受託開発は難しいと考え、お断りするしかないとA社へ回答した。 すると、A社からは「このような案件は、WTI以外に依頼する会社はない。WTIに断られたら、この開発プロジェクトが無くなってしまう」と云われ、田岡は社内で協議することとした。 田岡は、A社がお困りの状況を上司である小塚(仮名) に伝えると共に課員に、 「我々でなんとかやってみましょう」 と協力を依頼して、この案件を受託することができた。 受託内容は、A社にて開発製品のレベルダイヤからブロックごとに必要な仕様を算出し、当社(WTI)へ仕様を提示、WTIはそのブロックごとの製品仕様書に基づいた個別回路(部品)の設計を担当するものである。 しかし、開発予定時期になってもA社からはブロックごとの製品仕様書が一向に提示されない。 そこで、田岡は状況確認のためにA社へ出張した。 「どうやら、A社はリソース不足で製品全体の設計が進んでいないようだ。これではWTIへ外注する以前に開発スケジュールが破たんしてしまうぞ。」と感じとった。 田岡はA社に「御社がご対応予定であった製品全体の設計も、当社で対応させてください。」と提案してみたところ、「ぜひ、お願いしたい」とA社も快諾された。 自社に戻った田岡は早速、製品全体の設計に取り掛かり、レベルダイヤの作成とブロックごとの仕様を算出した。算出した仕様は、過去に対応した部品性能よりも難易度は多少上がったものの、ここはWTIの得意分野なので、二次元高周波シミュレータを用いて問題なくブロック設計を行うことができた。 この調子で今回初めて対応する全体設計の部品(基板)レイアウトに取り掛かった。基板サイズには制約があるが、田岡の独自の感性でなんとか部品配置と配線を所望の基板サイズに収めることに成功した。 「よし、順調に進んでいるぞ! このまま、所望の性能も得ることができそうだ。」と意気込み、部品レイアウトを含めて三次元電磁界シミュレータでの性能確認ステージへと移行した。 しかし、ここで壁にぶつかることとなる。 二次元高周波シミュレータで得られていた性能から大きく特性がズレているのだ。どうやら、高周波回路特有の空間結合による干渉のようだ。 田岡は高周波回路設計に長けているが、ここまでの干渉は想定していなかった。折角できたレイアウトも大きく見直しが必要になる。 「このままでは約束した納期に間に合いそうにない。。。」と考えた田岡は、応援人員を集めることにした。 集められたのは、無線機の設計に長けた大谷(仮名)、三次元電磁界シミュレーションに長けた野口(仮名)、基板レイアウトに長けた水戸(仮名)の3名だ。 大谷が経験則に基づいて回路ブロックの再配置を提案し、それに合わせて水戸が配線技術を駆使して所望サイズのレイアウトを行う。更に、野口が三次元電磁界シミュレーションを行い、問題の有無を確認する。 このプロセスを何度も繰り返して、遂にレイアウトを完成させた。しかも、田岡が一人でやった場合の想定時間に比べて、3分の1の時間でだ。 結果的に、納期よりも1週間遅れとはなったが、A社からは感謝の言葉をいただくことができた。 「この案件を自社で対応するには、人的リソースも時間も足りないので、この期間での完成は不可能であった。それに、今回のように高周波の様々な開発案件を依頼できる会社は他になく貴重な存在なので、今後ともよろしくお願いしたい!」 田岡らWTIメンバーは「このような言葉をいただけるからこそ、この仕事は面白いんだよな」と達成感に包まれた。 と同時に、「でも、WTIがやり遂げられなかったら、お客様の開発プロジェクト自体が無くなってしまうのは、責任が重大だ。。。」という重圧も改めて感じたのである。 「さぁ、次はどのお客様のお困りごとを解決してみようかな?!」 田岡らWTIメンバーは気持ちをさらに引き締め、今日もお客様の開発を支援し続けている。

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■高周波・無線関連その他サービスご紹介 高周波・無線 設計受託(親ページ) 続きを読む

高周波マッチング工房

高周波マッチング工房

Wave Technologyでは、高周波回路設計やアンテナ設計に関するお困り事を解決するサービスを高周波マッチング工房として提供いたします。

高周波回路の設計には“マッチング(整合)をとる”ことが必要です。この“マッチングをとる”という作業は熟練した技術が必要で、その技術はよく職人技に例えられます。そんな職人技で高周波回路を設計する現場のイメージを職人や芸術家の作業場である工房と重ねて、

『高周波マッチング工房』=『高周波』+『マッチング』+『工房』

と命名しました。

高周波マッチング工房高周波マッチング工房

 

スミスチャートとは?

実際のマッチング(整合)ではスミスチャートを使用します。
ここでは、そのスミスチャートついて簡単に紹介します。

高周波回路のいろいろな問題を数式を用いて解くことは、複素計算になるのでかなり面倒です。スミスチャートは、このような複雑な複素計算を図表上で簡単に行うことができるようグラフ化されたものです。このスミスチャートを利用すると、高周波回路を考えるうえでとても便利です。

それでは、ごく簡単にスミスチャートの説明をします。
スミスチャートとは?右図がスミスチャートです。(実際のチャートには円外に種々目盛りがありますが、ここでは省略しています。)

この円の水平軸が複素反射係数*の実数部、垂直軸は虚数部を表します。
(* 反射係数は入射電圧に対する反射電圧の比を表し、ベクトル数値(複素数)です。)
インピーダンスの実部(抵抗)成分は周波数によらず一定なので各円上は等抵抗であることを表します(等抵抗円といいます)。
上下に曲がった円弧上はインピーダンスの虚部(リアクタンス)成分が一定なので等リアクタンス円といいます。

円の上半円部分は誘導性(インダクタンス)成分で、下半円部分は容量性(コンダクタンス)成分を表します。

さらに円の真ん中は普通”1”です。Z0で正規化しています。(実際のインピーダンスを特性インピーダンスZ0で除したものを正規化インピーダンスと呼びます。) 特性インピーダンスとは、分布定数回路上を伝わっている電圧の波と電流の波の比として定義され、Z0は50Ωや75Ωが一般的です。

すごくざっくりですが、スミスチャートの簡単な説明は以上です。

スミスチャートをもっと知りたい方は以下リンクで動画の説明もありますので、ご覧になってください。

 

IoT 化に伴うお困りごと

近年のIoT 続きを読む

無線通信モジュール用アンテナ設計・評価受託

無線通信モジュール用アンテナ設計・評価受託

Wave Technology(WTI)では、Bluetooth(BLE)、ZigBee またはLPWA(LoRa、Sigfox、Wi-SUN、LTE-NB1(NB-IoT))などの無線通信モジュール用アンテナの設計から試作評価までを受託させていただきます。

パターンアンテナ設計例
パターンアンテナ設計例 

例えば、Bluetooth(BLE)、ZigBee またはLPWA などの無線通信モジュールで使用されるアンテナでは、お客様のご要望に応じ、以下のようなご提案をさせていただくことが可能です。

①コスト重視の場合
パターンアンテナを使用する場合が多く、逆F型・ミアンダ(メアンダ)型などお客様に最適なアンテナをご提案いたします。

②小型化やサイズ重視の場合
板金や高誘電率な樹脂を用いた立体型の最適なアンテナをご提案いたします。

また、市販のチップアンテナを使用する場合では、実装状態によってアンテナ利得は大きく変わります。このため、実装状態でのアンテナ利得評価にも対応いたします。

チップアンテナの放射パターンシミュレーション例

チップアンテナの放射パターンシミュレーション例

 

以下にWTI のアンテナ受託設計・評価受託サービスの特長をご紹介いたします。

 

■ WTI の無線通信モジュール用アンテナ設計・評価受託サービスの特長

WTI の無線通信モジュール用アンテナ設計・評価受託サービスの特長は2 つあります。

1. 「デバイス開発」と「応用製品開発」分野に経験豊かなエンジニアが在籍しています。そしてデバイス開発エンジニアは通信モジュールの開発経験も有し、応用開発エンジニアは各種無線機から携帯電話などの開発経験があります。これらの経験から、各種無線規格を理解し、高周波(RF)の知見が必要なアンテナ設計・評価のサービスをご提供します。

2. 最適な無線通信方式の選定(Bluetooth(BLE)、ZigBee またはLPWA など)から、設計・評価、技術基準適合認定(技適)申請まで様々なご要望に対応します。

これらの特長から、WTI では以下のようなお客様のご要望に的確にお応えすることが可能です。

※アンテナの設計・評価についてのご要望例

① 無線通信機器の通信距離を改善したい
② 小さな製品スペースに収まるアンテナを設計したい 続きを読む

高周波マッチング工房

以前、当社の技術サービスのネーミングについてお話させていただきましたが、今日はその続きです。 ネーミングについては、まだ社内で継続議論中なのですが、ある程度固まってきた名前については、早くお客様の反応が知りたくて、お取引先様への説明会の中で試しにちょっと使ってみたりしています。 例えば、高周波(RF)設計・評価のサービスを「高周波マッチング工房」とプレゼンの中で呼んでみたのです。 続きを読む

各種高周波部品開発

各種高周波部品開発

フィルタ回路設計評価

必要な周波数のみ最小限の損失で通過させ、不要な周波数は確実に減衰させる回路がフィルタ回路です。
通過させる周波数により、

LPF(Low Pass Filter) : 低域通過フィルタ
HPF(High Pass Filter) : 高域通過フィルタ
BPF(Band Pass Filter) : 特定の周波数のみ通過させるフィルタ
BRF(Band Rejection Filter) : 特定の周波数のみ減衰させるフィルタ

があります。
 
WTIでは、周波数200MHz12GHzにおいて、L/Cを用いた各種フィルタ回路、マイクロストリップラインを用いた各種フィルタ回路の設計・評価の実績があります。
またこれらを組み合わせることで、お客様の目的に合ったフィルタ回路をご提案します。
 

フィルタ等価回路 フィルタ特性
フィルタ等価回路 フィルタ特性

 
【主な開発実績】 続きを読む

 © 2005 Wave Technology Inc.