熱流体解析を用いた放熱対策
箱物筐体製品の放熱対策を行う際、筐体壁から外気へ熱輸送させる対策が大半です。
このような、筐体を使った放熱対策を熱輸送の3要素から簡単に説明します。<熱輸送の3要素>
- 対流熱伝達
- 熱を帯びた分子の移動による熱移動
- 放射(輻射)
- 電磁波による熱移動
- 熱伝導
- 物質内の格子振動・自由電子による熱移動
■目次
- 説明に使用するモデル仕様
- 対流熱伝達による放熱効果
- 対流熱伝達による放熱効果のまとめ
- 放射による放熱効果
- 熱伝導による放熱効果
- 熱伝導の盲点
- 放熱対策に多大な費用をかけていませんか?
- 発熱部品の厳密モデルを作るには
- 発熱部品を高精度に分析する熱測定技術
説明に使用するモデル仕様
部材 | 材料 | 熱伝導率(W/mK) | 放射率 | 発熱量(W) |
筐体 | アルミダイキャスト | 121 | 0.03 | - |
FIN | アルミダイキャスト | 121 | 0.03 続きを読む |