WTIの電波暗室がさらに使い易くなりました! 2021年12月3日 みなさん、こんにちは。 WTI社長の中野博文です。 WTIの社屋3階に電波暗室があるのをご存じですか? 機器のEMC(Electro Magnetic Compatibility:電磁両立性)対策には不可欠の施設ですが、評価機関の電波暗室の確保に苦労されている方も多いのではないでしょうか? WTIの電波暗室なら、 続きを読む → 社長ブログ, 電波暗室・EMI
「パワー半導体」スイッチング評価の電流測定 2021年11月30日2021年11月26日 みなさんこんにちは。 第二技術部の中松です。 今回は、パワー半導体(パワーデバイス単体やパワーモジュール)のスイッチング評価における電流測定について少しお話をしたいと思います。 パワー半導体のスイッチング評価に関するこれまでのブログは下記をご参照ください。 「パワー半導体」のスイッチング評価は難しい? ~その1~ 「パワー半導体」のスイッチング評価は難しい? ~その2~ 続きを読む → WTIブログ, 評価・試験, 電源・パワエレ
サプライチェーンの複線化には開発設計の複線化を 2021年11月22日 みなさん、こんにちは。 WTI社長の中野博文です。 最近の各企業の業績見通しをみていると、昨年度に比べて大幅な改善傾向にあるものの、部材調達不足を主因とした減産などで景気回復の波に十分乗れていないように感じます。 コロナ影響や風水害による工場の稼働率低下や物流の寸断に加えて、米中貿易摩擦などが調達難の背景要因として挙げられており、しばらくはこのような状況が続くとともに、その先についても調達を取り巻く環境は大きく変化していくことが想定されます。 続きを読む → 会社PR, 生産中止・EOL, 社長ブログ
表面実装型デバイスを使う高周波回路設計の注意点 2021年10月5日2021年10月5日 高周波デバイス設計課の藤井です。 弊課は高周波デバイスの開発に携わっておりますが、今回は表面実装型のディスクリートデバイスを使う高周波回路を設計する際の注意点について、低雑音増幅器(LNA; Low Noise Amplifier)設計を例にお話しします。高周波(RF)・無線 設計受託はこちら 続きを読む → WTIブログ, 回路設計, 高周波・無線
蛇行配線のセオリー 2021年9月28日2021年9月28日 みなさんこんにちは。電源設計課の真野です。 今回は蛇行配線について、ご紹介したいと思います。 【関連リンク】 カスタム電源設計サービス紹介ページ 電源(パワエレ)・ワイヤレス給電(WPT)紹介ページ EOL対応(生産中止・ディスコン) 続きを読む → WTIブログ, 基板設計
デバイスモデリングとは 2021年9月14日2021年9月10日 みなさん、こんにちは。高周波機器設計課の井上(侑)です。 私は主に業務用無線機に用いられる高周波電力増幅器のシミュレーション用のデバイスモデルを作成しています。単にデバイスモデリングとも言います。 高周波電力増幅器開発についてはこちら 解析シミュレーションについてはこちら 続きを読む → WTIブログ, シミュレーション, 高周波・無線
温度変化によって発生する熱反り 2021年8月31日2023年5月31日 みなさんこんにちは。第一技術部 構造設計課の大野です。 シミュレーション技術を活用した構造・応力解析(CAEサービス)を主なミッションとして、様々なお客様と仕事をさせていただいております。 前回(2020/10)のブログでは、構造・応力シミュレーションを利用する際に重要となる課題とゴム材料のシミュレーションについてお話ししました。 今回は各層の材料が異なる多層の構造体において、温度変化によって発生する熱反りに関してお話しします。 続きを読む → WTIブログ, シミュレーション
クロック信号はエッジの波形品質に注意 2021年8月19日2021年8月18日 みなさん、こんにちは。第一技術部の赤谷です。 デジタル制御ボードで稀に動作が不安定になったり、通信データが欠落するなどの問題を経験されたことがある方は結構多いのではないでしょうか? この“稀に”と言うのが非常に厄介で、不具合事象を再現するだけでも大抵は苦労します。また、その不具合事象を捉えて、原因を分析し正しい対策を施すには、それなりの経験を要するものです。 (当社の電気設計受託サービスはコチラ) 続きを読む → WTIブログ, 回路設計
高周波電力増幅器のメーカー推奨回路を変更したいとき(回路サイズの変更) 2021年8月4日2021年8月4日 みなさん、こんにちは。システム設計課の尾崎です。 今回は高周波電力増幅器(特に大電力用)の推奨回路を変更するときに気を付ける項目について簡単にお話しします。(当社の高周波電力増幅器の開発実績はこちら) 続きを読む → WTIブログ, 回路設計, 高周波・無線
USB充電器 RAVPower RP-112 vs cheero CHE-325 分解・回路・特性比較レポート 2021年7月21日2024年3月1日 USB充電器 RAVPower RP-112 vs cheero CHE-325 分解・回路・特性比較レポート USB急速充電器(60 Wクラス)分解・回路・特性比較レポート RAVPower RP-112 vs cheero CHE-325 近年、高出力化の進むUSB充電器において、次世代パワーデバイスのひとつであるGaN(窒化ガリウム)トランジスタを採用した製品が主流となりつつある。GaNトランジスタ内蔵のAC-DCコントローラICを採用し、61Wの出力で世界最小クラスを実現したRAVPower RP-112と、従来のSi(シリコン)トランジスタを採用し、同等出力の製品として販売しているcheero CHE-325をそれぞれ評価・分解・回路図化し、その違いを比較した。 一般に、GaNトランジスタを採用することでスイッチングロスが低減し、高効率化、低発熱化、小型化が可能と言われている。実際の製品で効率や温度上昇、ロードレギュレーションを比較することで、その実力差を確認した。また、スイッチング波形からデバイス動作を確認するなど、本報告書では、物理分解と特性の両面から2機種を比較した。 【内容】 分解比較: 回路(ブロック)比較、回路構成と価格の関係、実装面積、放熱機構、トランス・コイル外観とL値(フィルタ回路) 特性比較: ロードレギュレーション、電力効率、筐体温度、スイッチングデバイスの温度、スイッチングデバイスのDS間波形 【 本レポートに含まれている項目 】 項目ごとの部分販売も承ります。(●印は実施項目) 項目 実施項目 分解レポート ① 製品分解 ● ② 基板レイヤ 続きを読む →