Wave Technology(WTI)-ウェーブ・テクノロジ

WTIは技術者不足を解決する「開発設計促進業」です

「現在の職場では活躍の場が限られている」ので、キャリア採用に応募します

WTIにキャリア採用枠で応募される方の応募動機として、「現職場は、業務範囲が限られるため、入社以来同じ仕事を続けている。自分の将来を考えると、技術幅のもっと広い会社に移って、経験値を広げたい」というものがあります。 続きを読む

#032 高周波 ~パターン設計について~

今回は、高周波回路をプリント基板で設計する場合についてお話しします。 設計した基板が所望の特性を得られなかったことはありませんか? 私が実際に経験した例ですが、基板上に形成した導体のパターン幅を図1のように導体下部「A」として設計しました。 続きを読む

高周波マッチング工房

高周波マッチング工房

Wave Technologyでは、高周波回路設計やアンテナ設計に関するお困り事を解決するサービスを高周波マッチング工房として提供いたします。

高周波回路の設計には“マッチング(整合)をとる”ことが必要です。この“マッチングをとる”という作業は熟練した技術が必要で、その技術はよく職人技に例えられます。そんな職人技で高周波回路を設計する現場のイメージを職人や芸術家の作業場である工房と重ねて、

『高周波マッチング工房』=『高周波』+『マッチング』+『工房』

と命名しました。

高周波マッチング工房高周波マッチング工房

 

スミスチャートとは?

実際のマッチング(整合)ではスミスチャートを使用します。
ここでは、そのスミスチャートついて簡単に紹介します。

高周波回路のいろいろな問題を数式を用いて解くことは、複素計算になるのでかなり面倒です。スミスチャートは、このような複雑な複素計算を図表上で簡単に行うことができるようグラフ化されたものです。このスミスチャートを利用すると、高周波回路を考えるうえでとても便利です。

それでは、ごく簡単にスミスチャートの説明をします。
スミスチャートとは?右図がスミスチャートです。(実際のチャートには円外に種々目盛りがありますが、ここでは省略しています。)

この円の水平軸が複素反射係数*の実数部、垂直軸は虚数部を表します。
(* 反射係数は入射電圧に対する反射電圧の比を表し、ベクトル数値(複素数)です。)
インピーダンスの実部(抵抗)成分は周波数によらず一定なので各円上は等抵抗であることを表します(等抵抗円といいます)。
上下に曲がった円弧上はインピーダンスの虚部(リアクタンス)成分が一定なので等リアクタンス円といいます。

円の上半円部分は誘導性(インダクタンス)成分で、下半円部分は容量性(コンダクタンス)成分を表します。

さらに円の真ん中は普通”1”です。Z0で正規化しています。(実際のインピーダンスを特性インピーダンスZ0で除したものを正規化インピーダンスと呼びます。) 特性インピーダンスとは、分布定数回路上を伝わっている電圧の波と電流の波の比として定義され、Z0は50Ωや75Ωが一般的です。

すごくざっくりですが、スミスチャートの簡単な説明は以上です。

スミスチャートをもっと知りたい方は以下リンクで動画の説明もありますので、ご覧になってください。

 

IoT 化に伴うお困りごと

近年のIoT 続きを読む

アンテナを設計するときに注意すべきこと

みなさん、こんにちは。
株式会社 Wave Technology 高周波設計第二課の大塚です。

前回から引き続き、今回も通信機器に必要不可欠な“アンテナ”について少しお話しようと思います。(前回はこちら。
当社の無線通信モジュール用アンテナ設計・評価受託サービスはコチラ

一言で“アンテナ”といっても様々な種類が存在します。
まずは、無線通信機器でよく使用されているアンテナについて、その特徴と合わせて記載しておくことにします。

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ソフトウェア開発受託サービス

ソフトウェア開発受託サービス

ソフトウェア開発受託サービス

Wave Technology(WTI)のソフトウェア開発受託サービスの特長をご説明します。

お客様のオープンイノベーションを支える会社
開発委託、技術者派遣までオンサイト、オフサイトでお客様のニーズにお応えします。
マイコンを搭載した組込み機器のファームウェア開発ならWTIにおまかせください。
*車載は、オンサイトサポートで開発中。

【ページ内リンク】
お客様のIoTプロトタイプシステム開発をサポート
当社ソフトウェア開発受託サービスの強み
無線/センサーモジュールを組み合わせたIoT組込み機器開発
主な無線応用実績
ハードウェアからソフトウェアまでトータルでサポート
広がるIoT組込み機器と当社の実績
開発事例
対応言語、ソフトウェア開発環境
「ソフトウェア開発に関するよくあるご質問」

当社ソフトウェア開発の特長は、IoT機器を中心とした組込み機器に搭載されるマイコンのファームウェア開発です。
その中でもIoT組込み機器の核となる無線技術の豊富な経験が当社の強みの一つです。さらに、アンテナ設計や回路設計、無線評価などを一括で委託いただけます。お客様は開発窓口を一本化でき、煩わしいプロジェクト管理から開放され、当社もハード/ソフトの垣根なくおまかせいただくことで品質の高い開発成果物を提供することができます。
 
以下のような開発受託サービス項目をまとめて委託していただけます。

開発受託サービス項目
開発受託サービス項目

  • ソフトウェア開発
  • ハード・ソフト合わせた仕様検討/仕様提案
  • アナログ・デジタル回路設計、電源設計
  • アンテナ設計、無線評価(技適等含む)
  • FPGA開発、基板設計、試作及び検証

当社のもう一つの強みは、幅広い分野に対応できる技術力と豊富な実績です。
中でも、IoT組込み機器関連は、大手機器メーカを中心に、多数のソフトウェア開発実績があり、そのほとんどが、マイコンのファームウェア開発になります。
 
IoT関連の開発が6割以上IoT関連の開発実績

  • IoT組込み機器、ゲートウェイ
  • 医療機器
  • バッテリー機器
  • ワイヤレス給電
  • エネルギー関連
  • 家電、FA機器、その他組み込み機器

その他の分野の開発実績

無線通信モジュール用アンテナ設計・評価受託

無線通信モジュール用アンテナ設計・評価受託

Wave Technology(WTI)では、Bluetooth(BLE)、ZigBee またはLPWA(LoRa、Sigfox、Wi-SUN、LTE-NB1(NB-IoT))などの無線通信モジュール用アンテナの設計から試作評価までを受託させていただきます。

パターンアンテナ設計例
パターンアンテナ設計例 

例えば、Bluetooth(BLE)、ZigBee またはLPWA などの無線通信モジュールで使用されるアンテナでは、お客様のご要望に応じ、以下のようなご提案をさせていただくことが可能です。

①コスト重視の場合
パターンアンテナを使用する場合が多く、逆F型・ミアンダ(メアンダ)型などお客様に最適なアンテナをご提案いたします。

②小型化やサイズ重視の場合
板金や高誘電率な樹脂を用いた立体型の最適なアンテナをご提案いたします。

また、市販のチップアンテナを使用する場合では、実装状態によってアンテナ利得は大きく変わります。このため、実装状態でのアンテナ利得評価にも対応いたします。

チップアンテナの放射パターンシミュレーション例

チップアンテナの放射パターンシミュレーション例

 

以下にWTI のアンテナ受託設計・評価受託サービスの特長をご紹介いたします。

 

■ WTI の無線通信モジュール用アンテナ設計・評価受託サービスの特長

WTI の無線通信モジュール用アンテナ設計・評価受託サービスの特長は2 つあります。

1. 「デバイス開発」と「応用製品開発」分野に経験豊かなエンジニアが在籍しています。そしてデバイス開発エンジニアは通信モジュールの開発経験も有し、応用開発エンジニアは各種無線機から携帯電話などの開発経験があります。これらの経験から、各種無線規格を理解し、高周波(RF)の知見が必要なアンテナ設計・評価のサービスをご提供します。

2. 最適な無線通信方式の選定(Bluetooth(BLE)、ZigBee またはLPWA など)から、設計・評価、技術基準適合認定(技適)申請まで様々なご要望に対応します。

これらの特長から、WTI では以下のようなお客様のご要望に的確にお応えすることが可能です。

※アンテナの設計・評価についてのご要望例

① 無線通信機器の通信距離を改善したい
② 小さな製品スペースに収まるアンテナを設計したい 続きを読む

WTIは、半導体チップのパッケージング化、チップ評価ボードの対応もできるんです!

はじめまして。営業部 沖殿と申します。 私は、営業活動以外にも、研究機関等で開発された半導体チップを試作ベースでパッケージングする請負業務も行っています。 パッケージ請負業務の内容は、お客様から支給されるウエハもしくは半導体チップのパッケージング(半導体パッケージ化)や、要求仕様に基づく組立・実装ですが、お客様にメリットある実装手法の提案も同時に行っています。 続きを読む

回路図には登場しないインダクタンスに注意

みなさん、こんにちは。

電源設計課 電源設計ユニットの平田です。

初登場で何を書こうかと悩みましたが、やはり自課(電源設計課)に関連する内容を、ご紹介いたします。

以前、『太陽光発電システムの縁の下の力持ち~パワコンとは~』とのタイトルで、

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温度変化で発生する熱応力は、想像以上に大きい

こんにちは。構造技術課 竹森と申します。

日常では、あまり意識することはありませんが、物体は温度が変化すると熱膨張・収縮が生じます。その膨張・収縮の大きさは、それぞれの材料がもつ性質(線膨張係数)で異なります。
今回はこの熱膨張・収縮で生じる熱応力についてお話しします。

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