農業従事者は高齢化が進んでおり、従事者数も30年前に比べて6割減少しています。
農業で生計を立てる人の平均年齢は67歳になっていることから、農業従事者数が増えていくことは期待できず、今後農業を担う人手の不足が深刻化していくと予想されています。
この農業の人材不足を補うためには、自動化推進が不可欠です。
農業用ロボットの開発やAI、IoT技術導入が今後確実に加速していくでしょう。
昨年放映された「下町ロケット」は、無人農業ロボットの開発の話でした。
事前に予想できなかった悪天候下で、広大な田んぼの稲を短時間で刈り取ってしまう自動機の姿は圧巻でしたね。
ドラマの中で農業自動機の威力が感動的に描かれていました。
このドラマの中では、人が見守る中で自動運転をしていましたので、農業機械の自動化レベル2に相当すると考えられます。
このレベル2の技術から普及が始まり、その後、完全無人化されたレベル3に移行していきます。
これらを可能するには、(1)自動走行できる農作業機械を開発する、(2)自動走行時に参照する農地データを作る、の2つのことを行う必要があります。
(1)については、その機械が現在いる場所を正確にリアルタイムで把握する技術が不可欠ですし、(2)については農地の各地点での場所を正確に把握することが必須です。
つまり、いずれも位置を正確に検出する技術が欠かせないのです。
ですから、今後農業における自動走行を可能とするためには、如何にして位置を正確に把握するか、その技術の導入がキーポイントになります。
移動体の位置検出コンサルサービス
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