図1 抵抗直列回路
図1のような抵抗直列回路において、合成抵抗RSは、RS = R1 + R2 ・・・(1)
というように直列される抵抗の総和として求まります。 さらに、図2のような抵抗並列回路の合成抵抗RPは、抵抗並列回路の公式を用いて、 というように、抵抗の逆数の総和から求めることができます。(抵抗並列回路はちょっとやっかいですね。)図2 抵抗並列回路(1)
抵抗並列回路についてもう少しやってみましょう。 図3のような抵抗5本の並列回路の合成抵抗RP2はどのようになるかというと、抵抗並列回路の公式を用いて、 として求めることができます。図3 抵抗並列回路(2)
さてこの式(3)ですが、分母に分数の和の式を含むため、まずここを通分しなくてはなりません。少し大変ですが頑張って通分してみましょう。 さあ、折角なので式(4)を用いて、R1=330 Ω,R2=470 Ω,R3=15 kΩ,R4=56 Ω,R5=100 kΩのときのRP2を求めてみましょう!!(電卓を使って計算してみてください。) 正解は42.2 Ωなんですがみなさんの計算結果は一致しましたか? さて、ここまで抵抗並列回路の公式を使って合成抵抗を求めてみましたが、みなさんのご感想はいかがでしょうか?- 抵抗並列回路の公式を覚えるのは大変だ。
- 式(4)を通分する時点で間違えそうになった。
- 式(4)は正しかったのに、最後の電卓計算で違った数値になってしまった。
- とにかく面倒!!