みなさん、こんにちは。
WTI社長の中野博文です。
最近の各企業の業績見通しをみていると、昨年度に比べて大幅な改善傾向にあるものの、部材調達不足を主因とした減産などで景気回復の波に十分乗れていないように感じます。
コロナ影響や風水害による工場の稼働率低下や物流の寸断に加えて、米中貿易摩擦などが調達難の背景要因として挙げられており、しばらくはこのような状況が続くとともに、その先についても調達を取り巻く環境は大きく変化していくことが想定されます。
また、お客様の部材選定時の判断基準も、BCP(事業継続計画)の観点から、供給の安定性を重視されるようになるかも知れませんね。
従来から設計現場でも、BCPを意識した複数社購買は謳われていたと思いますが、そのまま置き換え可能な部材を複数社から調達することは現実的に困難で、同等な部材を調達し、それぞれに合わせた設計や検証が必要になることが多いと思います。
いくら複数社購買を前提とした開発を進めろ、と言われても予備的な位置づけとなる部材構成で開発するのはモチベーションも上がらず、実際に問題が発生してから再設計等していけば十分、という意識もあるかもしれませんね。
現実的にはそうやってバタバタ動くほうが設計者として頑張っていると見られたりして。
しかし、今後、自社の事業の安定性を確保していくことに加えて、供給の安定性を製品の価値として提供していくには、複数社(複数地域)からの調達を前提とした製品開発の重要性がますます高まってくると思います。
そのようなときには、お客様の「もう一つの設計部隊」である当社の活用を是非ご検討ください。
当社をご活用いただくメリットとして以下が挙げられます。
① 電子部品を中心としたEOLで代替設計に対して豊富な知見と実績
② お客様の設計リソースは従来どおり性能改善、コスト削減に活用
③ コンパチブルな設計を進めることで、部材による性能や品質への影響把握が容易
④ 設計者の材料選定の知見が蓄積可能
お客様の製品全体の代替設計までは難しいかも知れませんが、制御基板や電源回路等、キーコンポーネントの開発複線化をWTIの技術力でサポートいたします。
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