お客様の「開発設計促進業」 株式会社Wave Technology(WTI)の社長 石川高英です。
主に半導体・部品業界で使われている、フィールドアプリケーションエンジニア(FAE)と呼ばれる職種があります。
セットメーカーなどの顧客の顕在的需要を正しく把握し、又は潜在的な需要を掘り起こした上で、自社製品をどう組み合わせれば顧客のご要望を満たすことができるかを提案する技術営業職の人のことです。営業的側面を持つことから、部品調達の役割も担う場合があります。
高度な専門知識と自社製品の詳細把握、そして応用力まで求められる職種です。
高度な技術の専門知識が元々必要な上に、技術の進歩は日進月歩ですから、自らの技術力を常に高め、技術の幅を広げていくことはFAEとして活躍するために不可欠です。
では、FAEの人たちはどうやって技術レベルを上げ、技術の幅を広げていけば良いのでしょうか。
日々の業務を通して技術を磨き上げることは勿論ですが、それ以外にも職場での研修受講や自助努力も必要になるでしょう。
職場の研修プログラムは、自社製品(商社の場合は取り扱い製品)についての知識が主になり、お客様の製品やその製品の技術的な側面についての知識の習得は、手薄になりがちです。
なぜなら、それを習得する方法がほとんどないからです。
自社の技術のレベルアップの目的でお客様にあれこれ質問するのは難しいですし、教科書を一通り読んでも、実務レベルで通用する技術の習得はあまり簡単ではありません。
一方、お客様の製品や技術を正しく理解していなければ、自社製品の組合せをソリューションとして提示することが難しいだけでなく、お客様から見れば「自分達の製品や技術を理解していない人に相談しても仕方がない」ということになり、そもそも商談自体が始まらない、ということに既になってしまっているかもしれません。
では、いったい誰から教われば良いのでしょうか?
このようなジレンマを抱えておられるFAEの方への技術教育としてお勧めなのが、開発設計会社が提供する技術者教育プログラムです。
開発設計会社は様々な半導体や電子部品を使用して、セットメーカーの製品の開発設計を日常の仕事としていますので、半導体・電子部品もセットメーカーの製品・技術の双方の知識を持っているのです。
開発設計会社の中では技術者教育プログラムを提供している企業もありますので、一度探してみられることをお勧めします。
弊社にも教育プログラムがございますので、よろしければご参考にしていただければと思います。
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