株式会社Wave Technology(WTI)の社長 石川高英です。
前回ブログ「昨年の振り返り ~顕彰とメディア・Web上の当社露出~」に続いて、今回も昨年の振り返りの続きのお話をします。
まずは開発成果のビジネス展開から。
① AR(Augmented Reality)応用の屋内測位技術
19年度に開発した当技術をお客様に技術サービスとしてご提供するためのプロモーションに力を入れました。
Webページを充実化し(移動体の屋内位置測位コンサルサービス)、AR応用の高精度位置測位のデモ動画を作製し、プレスリリースを行い(AR(Augmented Reality:拡張現実)活用による高精度位置測位技術提供サービスを開始)、日刊工業新聞社様からご取材をいただき(記事内容)、展示会への出展準備を進めました(「国際物流総合展2021 in 愛知」へ出展します)。
倉庫や工場内での3密回避のためにも省人化のためにも、搬送の自動化は待ったなしです。この技術で世のお役に立てることが本当に楽しみです。
【関連ブログ】
- 屋内で数cm以内の位置精度を実現! ~電波を使わない、新しい位置測位のカタチ~(特許出願中)
- 本日、日刊工業新聞に当社の測位技術の紹介記事が載りました ~屋内自動走行のための高精度測位技術~
- 本日、プレスリリース! ~AR活用による工事不要、低コストのAGV屋内自動走行~
② ワイヤレス給電用高周波電源ボード
「ワイヤレス給電には興味があるけれど、自社製品に取り入れてどう役立つのかイメージが湧かない」、「一度ワイヤレス給電を試してみたいけど、廉価で簡便な方法が分からない(だから検討できない)」というお客様のお悩みにお応えして、手軽にワイヤレス給電をお試しになれる評価ボードを19年度に開発しました。
そして昨年、このボードを実際に使っている状況をご覧いただくためのデモ機を作製しました。
その動画はこちらです。⇒ https://youtu.be/NRdiHzrfMhE
出力周波数は10kHz~6.78MHz と広帯域で、様々なワイヤレス給電の評価検討用途に使えるものです。また、出力は±50Vの矩形波出力で、電流を抑えた電圧駆動により50Wまで出力するものです。
これまでお客様からいくつものお問い合わせを頂戴しており、「どうすれば、お客様にワイヤレス給電の有用性を気軽で低コストでお試しいただけるだろうか」という当社の自問に対して答えを出すことができつつあるように感じています。
技術の詳細はこちらでご覧になれます。
⇒ ワイヤレス給電評価用高周波電源ボード
【関連ブログ】
③ 各種オンライン新講座開設
当社の技術者教育・技術コンサルティングのブランド「テクノシェルパ」のメニューとして、昨年度までに各種の集合講座を開設してきました。
そして、昨年からの大きな時代の変動を受けまして、オンライン講座を立ち上げてきました。
このオンライン講座には、オンデマンドとライブ配信の2種類をご用意しており、既にお客様からお申込みをいただいています。
集合講座では、遠方の方にご不便をお掛けしておりましたが、昨年立ち上げたオンライン講座で、より広く皆様のお役に立てそうです。
【関連リンク】
- EMC講座(オンラインセミナー)を実施しました!
- オンライン講座 ただいま準備中! ~Zoomライブでもオンデマンドでも~
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- オンデマンド講座を準備中! ~ これだけは知っておきたい ~ EMCの基礎
- 技術講座を自宅で受講! ~オンデマンド講座/ライブ配信講座のご紹介~
今年もエレクトロニクス分野の「開発設計促進業」として世の中のお役に立つ、という当社の基本軸からブレることなく、しっかりと優れた技術サービスを提供していこうと考えています。