株式会社Wave Technologyの社長 石川高英です。
当社WTIの会社案内ビデオが完成しましたので、お知らせいたします。
お客様の開発設計を促進する株式会社Wave Technology(WTI)のご紹介
冒頭の当社の簡単な紹介に続いて、「なみりん」が当社の様々な技術サービスを表して紹介します。なみりんが身に着けているものは、1つ1つの技術サービスを表していまして、それらを順番にご紹介していくという構成になっています。
なみりんのそれぞれの持ち物が何を表すかにつきましては、社内の裏話を入れ込みながらご紹介しておきますね。当社営業部長が私に無茶振りされて、脳に汗をかきかきしながら生み出したアイデアの集大成です。
◆帽子のWTIの文字に見立てた抵抗とコンデンサの回路図バッジは「電気設計」
お客様から「コンデンサの上についている横棒は何ですか?」とご質問をいただくことがあるのです。コンデンサのマークにこんなものがつくと気になりますよね。実はこれ、「WTI」と読めるようにするための工夫なのです。
◆ほっぺの電源マークは「電源」
この電源マークはなみりんのエクボに見立てているんです。
ちなみに、このビデオの中で「頬」と呼ばすに「ほっぺ」と表現したところが可愛いと好評です。
◆服のWi-Fiシンボルマークの刺繍が「高周波・無線」
「高周波・無線」という目に見えないものをどう表現するかが工夫のしどころでした。Wi-Fiシンボルマークの刺繍というアイデアで乗り切りました。
◆LSIパッケージのフレームの形をしたポケットのフラップは「パッケージ・基板」
半導体パッケージそのものをなみりんの持ち物としてしまうと、違和感が出てしまいますので、服のポケット・フラップで表現することにしました。
◆長さを測定するためのノギスは「機構」
構造設計や筐体設計を持ち物で表現することは一苦労です。この技術分野では欠かせない測定器具のノギスをなみりんに背負わせることで、示唆的に表現してみました。
◆温度、応力分布を表現する色鮮やかなマントの裏地は「熱・応力シミュレーション」
解析結果のイメージとしてすぐに思い浮かんだのはコンター図でしたので、それをマントの裏地の模様とすることで、すんなりと解決できました。
◆スカートの“101010”の模様は「ソフトウェア」
ソフトウェアも、身に付ける物で表現するのは非常に難題です。ソフトウェアはモノと対局にある抽象的創造物だからです。なみりんの全ての持ち物の中で最高難度のアイデア出しの末、“0”と“1“の繰り返しパターンの模様にすることで落ち着きました。
◆「ペロ」の頭から出る噴水は「防水試験」
ペロの頭の上から水が出るという設定にすることで、防水試験を表してみました。ペロがいてくれて助かりました。
◆ペロの頭の毛が「電波暗室」の電波吸収体
電波暗室やノイズ対策は、そのまま持ち物では表現できませんから、電波暗室の構成部品である電波吸収体を「ペロ」の髪の毛に見立てることとしました。
◆ペロの下部のコイルは「ワイヤレス給電」
ペロは空間に浮いていることが幸いして、ワイヤレス給電の恰好の適用先に設定できました。これもペロのお陰です。
◆中の仕組みが把握できるスケルトン腕時計は「リバースエンジニアリング」
分解して中身を把握する行為を1個の持ち物で表現するというのも結構ハードルが高いものでした。スケルトン腕時計なら、分解し中を見るイメージを表現できると思いつきました。
◆計測器の波形データを表示するPCは「カスタム計測」
カスタム計測サービスのうち、データの見える化の部分をPC画面で表現することにしました。
◆取り換えたばかりのPCのボタンは、「生産中止対応(EOL、ディスコン)」
「生産中止対応(EOL)⇒部品交換」と単純化して、PCの部品を交換したという設定にしました。
開発設計会社の人が、自社キャラクターの設定にあくせくしている姿ってちょっと想像できないかもしれませんね。
これは実際に営業部長と社長が「あーでもないこーでもない」と苦労しながら考えたのです。
ちょっと変わったところが面白い会社だということにさせていただき、今回のブログは、ここでお開きといたします。
それではまた次回。