株式会社Wave Technology(WTI)の社長 石川高英です。
今回は、皆様にご愛読いただいております、当社Webページの「電子回路設計 ヒントPLUS☆」ですが、コンテンツがかなり貯まってきましたので、どのような中身になっているのか、この機会にあらためてご紹介させていただこうと思います。
まず、2020年9月時点で、以下の5つの技術分野が掲載されています。
EMI対策、高周波、計測・テスト、電源、機構・筐体
の5つです。
以下に、それぞれの項目のコンテンツをリストアップします。
なお、最近の記事では、当社マスコットキャラクターの「なみりん」と博士のやり取りの形式で説明が進んでいくようになっているので、親しみやすい記事になっていますよ。
一番記事数が多いのが、EMI対策です。実際にEMI対策をされた技術者の方はよくご存じのように、なかなか一筋縄ではいかないものです。
やってみなければ分からない的な要素が多いものの、ある程度の基本というものも確かに存在していると私どもは感じています。日々苦労しながら行っている受託業務、コンサルティング業務で積み重ねてきたEMIノイズ対策のノウハウを公開しています。
- #001 EMI対策 ~「あーここまでできているのにー!」~
- #002 EMI対策 ~ノイズってなぜ発生するんだろう? 寄生成分を疑え~
- #003 EMI対策 ~ノイズ放射3つの要因 対策は上流で打て~
- #004 EMI対策 ~ノイズ源を突き止めるには、周波数の把握、そして解析ツール~
- #005 EMI対策 ~ノイズ伝播経路での対策は、フィルタ挿入とグラウンド改善~
- #006 EMI対策 ~ノイズ対策は、悪化方向の逆を狙え~
- #007 EMI対策 ~電波暗室の予約で困っているなら、社外簡易電波暗室も考慮すべし~
- #008 EMI対策 ~シミュレーションでの対策加速、やみくも計算はダメ~
- #009 EMI対策 ~時間を要してしまうパターン変更は避けたいが・・~
- #010 EMI対策 ~パスコンはコンデンサじゃないって??~
- #011 EMI対策 ~パスコン 大は小を兼ねる??~
- #012 EMI対策 ~パスコン配置にも作法がある~
- #013 EMI対策 ~パスコンは、容量ばらつきに御用心~
- #014 EMI対策 ~パスコンの効果を上げたい? Rさまのお出ましだ~
- #015 EMI対策 ~コモンモードとノーマルモードってなに?~
- #028 EMI対策 ~コモンモードノイズ発生のメカニズム その①モード変換~
- #029 EMI対策 ~コモンモードノイズ発生のメカニズム その②~
- #033 EMI対策 ~コモンモードノイズ発生のメカニズム その②続編~
- #038 EMI対策 ~信号伝送路設計とEMI~
- #039 EMI対策 ~コモンモードノイズ対策~
- #040 EMI対策 ~伝導エミッション(雑音端子電圧) V型電源インピーダンス安定化回路網~
- #041 EMI対策 ~伝導エミッション(雑音端子電圧) ⊿型電源インピーダンス安定化回路網~
- #046 EMI対策 ~磁性シート~
- #047 EMI対策 ~フィルタ(インダクタ その1)~
- #048 EMI対策 ~フィルタ(インダクタ その2)~
- #052 EMI対策 ~フィルタ(キャパシタ その1)~
- #053 EMI対策 ~フィルタ(キャパシタ その2)~
- #057 EMI対策 ~伝送線路1(電気信号の伝搬速度)~
- #058 EMI対策 ~伝送線路2(分布定数と集中定数)~
- #059 EMI対策 ~伝送線路3(インピーダンス1)~
- #060 EMI対策 ~伝送線路3(インピーダンス2)~
- #061 EMI対策 ~伝送線路4(オーバーシュート)~
- #062 EMI対策 ~伝送線路5(アンダーシュート1)~
- #063 EMI対策 ~伝送線路5(アンダーシュート2)~
- #064 EMI対策 ~伝送線路6(ダンピング抵抗1)~
- #065 EMI対策 ~伝送線路6(ダンピング抵抗2)~
- #066 EMI対策 ~キャパシタの共振1~
- #067 EMI対策 ~キャパシタの共振2~
- #068 EMI対策 ~キャパシタの共振3~
- #069 EMI対策 ~キャパシタの共振4~
- #071 EMI対策 ~キャパシタの共振5~
- #075 EMI対策 ~キャパシタの共振6~
- #076 EMI対策 ~抵抗減衰器(アッテネータ)~
- #077 EMI対策 ~T型アッテネータ~
当社のEMI関連サービスは以下でご紹介しています。
次に記事数が多いのが、高周波です。
IoTが盛んに開発・設計されるようになって、無線によるデータ伝送の需要が増えてきています。それに伴って、これまで高周波に携わっておられなかった技術者の方が、「高周波とは何か?」の観点でこれらの記事をご覧になっているようです。
- #026 高周波 ~高周波回路設計ヒントPLUSについて~
- #027 高周波 ~高周波部品(コンデンサ)について~
- #030 高周波 ~高周波部品(抵抗)について~
- #031 高周波 ~高周波部品(半導体)について~
- #032 高周波 ~パターン設計について~
- #042 高周波 ~ストレーキャパシティ(寄生容量)~
- #043 高周波 ~シールド(静電シールド)~
- #044 高周波 ~GND(接地)~
- #045 高周波 ~チョークコイル~
- #049 高周波 ~バイパスコンデンサ~
- #070 高周波 ~スミスチャートとは?(1)~
- #072 高周波 ~スミスチャートとは?(2)~
- #073 高周波 ~スミスチャートとは?(3)~
- #074 高周波 ~スミスチャートとは?(4)~
当社の高周波関連サービスは以下にございます。
次にご紹介いたしますのは、計測・テストです。
設計の実務の中で、「測りたいけど測れない」状況になっていることはありませんか? 新しい計測器を購入するのが難しいときは、ご自分でちょっとした工夫をしてみましょう。
「こうすれば測ることができますよ」という工夫のヒントを掲載しているのが計測・テストです。
- #016 計測・テスト ~計装アンプって便利ですよ(電流検出)~
- #017 計測・テスト ~計装アンプって便利ですよ(微小信号検出)~
- #018 計測・テスト ~計装アンプって便利ですよ(GND以外の基準で出力できる)~
- #019 計測・テスト ~計装アンプを使う上での注意点~
- #020 計測・テスト ~リーク電流ってどうやって測定してますか?~
- #034 計測・テスト ~アイソレーションアンプの有効活用~
- #035 計測・テスト ~エイリアスとナイキスト周波数(アナログ波形のデジタル化における注意点)~
次は、電源です。
電源を設計する設計者の数が少なくなってきていると言われます。
参考記事: 電源設計技術者が見つからない時代 だから自社で育成する!
そもそもアナログ回路のエンジニアが少ないとも言われていますので、電源の設計のノウハウがだんだんと学びにくくなってきている状況と思います。
記事の中では、当社で長年、電源設計に従事し積み重ねてきた設計ノウハウをお伝えしております。
- #021 電源 ~パワエレ設計(スイッチング素子)~
- #022 電源 ~パワエレ設計(ダイオードの選定)~
- #023 電源 ~パワエレ設計(IGBTの選定)~
- #024 電源 ~パワエレ設計(MOSFETの選定)~
- #025 電源 ~パワエレ設計(電解コンデンサの選定)~
- #036 電源 ~パワエレ設計(フィルムコンデンサの選定)~
- #037 電源 ~パワエレ設計(リアクトルの選定)~
最後は、機構・筐体です。
近年、IoT機器の開発設計需要の増大により、防水設計のご要望が増えています。防水設計は、うまくいかないと、徹底的にうまくいかないもので、何度も「試作→試験」のサイクルを繰り返してしまいます。防水設計にもコツがちゃんとありますので、少しでも無駄な時間を使わないよう、当社の経験を元に伝授しています。
- #050 機構・筐体 ~防水のカン違い~
- #051 機構・筐体 ~防水規格について~
- #054 機構・筐体 ~番外編~
- #055 防水関連 ~防水機器の検査~
- #056 防水関連 ~防水機器の検査(2)~