今回は、ヘルスケア/スポーツ用のウェアラブル機器について見ていきます。
健康意識の高まりと、センサー、素材、IT技術等の発展にともない,ウェアラブルデバイスの開発・製品化が活発化しています。ウェアラブル端末は、欧米からまず人気の火がつき、日本でも瞬く間に人気となりました。
ここでウェアラブル機器とは、衣類、アクセサリー、インプラント、装着物などとして身に着けられるもので、無線機能を備えているもの、を指しています。
ヘルスケア/スポーツ用ウェアラブル機器には、活動量計、スマートウォッチ、生体センサーなど、様々な種類があります。
ヘルスケア/スポーツ用ウェアラブル機器の用途としては、歩数、移動距離、消費カロリー、睡眠計、心拍、心電図(ECG)、血圧、体温などの基礎データを測定するものが多く占めています。中でも、民生用のヘルスケア/スポーツ用ウェアラブル機器の最先端が、心電図モニターです。
これらのデータを収集し分析することで、健康管理やフィットネスやスポーツ上達への気づきやアドバイスなどを得ることができます。
さらに今、ヘルスケア用ウェアラブル機器は、医療研究に役立つヘルスケア・ツールとしても脚光を浴びています。例えば、心拍情報から心房細動を検出・通知する試みや、体の動きからパーキンソン病の症状をモニターする試みなどもなされています。
ヘルスケア/スポーツ用ウェアラブル機器の高度化に伴って、治療に役立てたてることもできるようになります。
ユーザーは、ウェアラブル機器からのデータを確認するのみならず、データを担当医と共有することで、担当医が患者の日々の行動が血圧にどう影響しているのかまで判断することができるようになります。
当社WTIは、ヘルスケア/スポーツ用ウェアラブル機器を始め、ウェアラブル機器の開発・設計依頼をいただく機会が増えてきています。
近未来を先取りしている開発であるため、開発レベルがチャレンジングなものが多く、この分野の開発のご支援をさせていただくことは、とても良い刺激になっています。
例えば、人が身に付けるものですので、小型・軽量化が必須ですし、また、汗の侵入も防ぐ(防水)必要があります。走ったりして体を動かす機器ですと、しっかりとした耐振性も不可欠です。
さらには、日々身に付けるものであれば、デザイン的にもしっくりくるもの、かわいいものであることも求められます。
このようなご要望をしっかりと伺って、開発設計の受託の際には鋭意対応させていただいております。
それを可能とするのが、当社が保有する技術範囲の広さです。開発に必要な技術領域を社内技術でカバーできることが、総合的な技術的見地で対応できる秘訣です。
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