リバースエンジニアリング(テアダウン)とは、既存の製品を解体・分解して、製品の仕組みや構成部品、技術要素などを分析する手法のことを言います。
この手法により、その製品に使用されている技術を分析、調査、確認することができ、新製品の開発などに役立てることができます。
当社には、日頃たくさんのリバースエンジニアリング(テアダウン)のご依頼をいただいております。今日はご参考のため、特にどういう分野のご依頼をいただいているかをご紹介させていただきます。
◆自動車関連
ステアリング、ECU、充電器、車載コンポ、車載用モーターを始めとする、様々なアイテムの分析をご相談いただいております。
◆パワエレ関連
電源、DC/DCなどのコンバーター、モーターなどを始めとするパワエレ機器の構成部品のご依頼が多いです。
◆民生品
一般消費者向けのモバイル機器、自宅や身に付けて使用する製品を中心にご依頼いただいています。
さらに、無線機器、無線パーツ、MOSFETやICなどの半導体製品、PC内基板/部品、液晶パネル関連製品、他、などなど本当に様々な分野のご用命も承ってきています。
そして、分野にかかわらず、ご要望として常に一定数を占めておりますのが、お客様の自社製品の分解・解析です。
「自社製品を分解・解析する需要があるの?」と一瞬思われるかもしれませんが、実はそのようなご要望は確実にございます。
製品を設計してから10年以上経ってきますと、回路図が社内に残っていないことがあります。一方、その製品を改良して市場投入する場合や、使用部品がEOL(生産中止)になった際の再設計には、回路図が必ず要ります。
そこで、自社製品の回路図とその製品自体を復元するために、自社製品を分解して解析するという需要があるのです。
ちなみに、WTIのリバースエンジニアングは、少しユニークなところがありまして、分解・解析することでとどまらず、各部位の機能推定、お客様のご要望に基づく原理検証、製品設計のご提案まで行えることや、他社様では分析が難しい製品にも対応できることです。
当社のお客様には、国内でも珍しいユニークな設計/開発会社ですね、と仰る方が少なからずおられます。
それに気を良くして!?という訳でもありませんが、当社サービスがユニークであることが伝わりやすいようにと、サービス名を「リバースエンジニアリングPlus」としています。
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