株式会社Wave Technology(WTI)の社長 石川高英です。
当社の入社試験を受けられた学生さんが語られた当社志望動機の内容で、「なるほど、そういうこともあるのか」と、少し驚きながらも納得したことがありますので、今回はそのお話をさせていただきます。
その方が当社を志望された理由は「設計をやりたいから」だったのですが、面白いと思ったのは、この方がそう思われたのが、他社様の工場見学をしたことがきっかけだったということなのです。
工場見学の際に、「自分は量産に関わる仕事をやりたいのでない。自分がやりたいのは設計だ」と気づかれたそうなのです。
それまではメーカーの量産に関わる仕事を含め、技術の仕事に携わることのできる企業を探しておられたたようですが、この工場見学によって、「量産に関わる仕事ではなく、設計をやらせてもらえる企業の方が自分の性に合っている」と、考えが一気に絞られたというわけです。
自分が好きではないこと、やりたくない事が分かった結果、やりたいことの的が絞れた、ということですね。
過去の就活生の方でこのようなお話をされた方がおられなかったので、とても興味深く聞かせていただきました。
人は自分の本当に好きなこと、やりたいことが意外に分からないものだと言われます。
人生経験の浅い方ならなおさらのことでしょう。
しかし、この方のように、嫌いなものが分かると、その枠外や対極にある自分の好きなもの、本当にやりたいことの輪郭が見えてくることがあるということが興味深いです。
ですから、自分の好きなことがなかなか見つからないという場合は、まず、自分の嫌いなものが何かを知ることに一考の余地があるということですね。
それをこの方に示唆いただいたような気がしました。
そのために、時間の許す範囲でということにはなりますが、様々な会社を見学したり、インターンシップに参加するということは優位に働きそうです。
ちなみに、当社を志望される方々の中には、「設計だけをやりたいので、御社に応募しました」と仰る方が少なからずいらっしゃるのです。
確かに、当社は開発設計を生業とする会社ですので、当社技術者は設計業務に注力することができます。
そしてこれが、設計業務を志望される方に対して魅力として映っているのです。
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