Wave Technology(WTI)の社長 石川高英です。
採用面接やインターンシップの際などにいただくご質問に対して、私がどうお答えをしているかを、WTI社長ブログで時折紹介してきています。
【過去の関連ブログ】
- 学生さんからの質問「学生時代には、何をやっておけばいいでしょうか?」への答え
- 学生さんからの質問「海外との取引はありますか?海外企業との仕事を増やす予定はありますか?」
- 学生さんの質問「資格を取ると採用に有利になりますか?」
- 学生さんからのご質問「ある程度のレベルの技術をいくつも保有している人って、どうなのでしょうか?」への答え
- 学生と社会人の違いとは
今回は、「実務経験を持たない新卒者を雇う経営的な意味は何でしょうか?」のご質問に対するお答えです。
まず、ご質問の趣旨ですが、売上拡大などのために人員拡張が必要になれば、実務経験があり即戦力になる中途採用を企業が行うというということは理解できるが、当面即戦力にならない新卒者まで採用する経営的な意味は何でしょうか?ということです。
とても良い質問だと思います。
確かに新卒者を採用しても、すぐに仕事ができる訳ではないことから、新人教育を含め企業にとっての負担(コスト)になるという暗黙のご指摘も感じられます。その前提に立てば、わざわざコストを抱えてまで新卒者を採用する意味はどこにあるのか疑問に感じるのはごもっともです。
このご質問に対する、私の当日の答えに少し言葉を補って以下に書きます。
世の中の変化のスピードが、どんどん増してきています。そして、これからはもっと変化の速度が速くなるでしょう。
その変化に即応するのは勿論ですが、それに加えて時代の変化を先導する人材として、当社が期待するのが新卒者の方々なのです。
新卒の方は年齢が若く、実務経験もないことから、先入観なく時代の流れをあるがままに捉えること、そして、新しい時代の流れをむしろうまく利用し新境地を開いてもらえることを彼らに期待します。
彼らが、過去からの仕事の定石や通り相場を知らないということが、かえって長所となり、当社の柔軟性や創造性を維持・向上するために不可欠な存在となり得るのです。
彼ら・彼女らを採用することで得られる大きなメリットは、一人前になるまでの期間や教育費用のコストを大きく上回ると考えています。
ちなみに、新卒採用をしている企業は、一定以上のレベルの会社であると判断できることをご存じですか?
新卒採用を行っているということは、その会社が経営が中長期的な展望に立っていること、新卒者に対する教育の仕組みを持っていること、そして、雇用した新卒者がすぐに売り上げに貢献しなくても財務体質が揺らがない、しっかりとした会社であることが多いものです。
以上よかったら、参考にしてみてくださいね。
これからも、遠慮なくご質問ください。
一生懸命答えますので。
【関連リンク】