図1
高周波回路では、金属板などのケースで回路を覆いこのケースを接地するのが一般的ですが、信号やラインなどの接地については注意が必要です。 最も簡単なものは、信号ラインと機器の共通ラインがシールドケースに接続されている場合です。 この場合の注意点は、接続した部分の電位が変動する場合や高い電位を持っている場合は不向きですので、接地電流が多く流れるところに接続しないようにする必要があります。 私の経験ですが、シールドケースのサイズが高調波と干渉し、シールドケースがアンテナになってしまい輻射が悪化しまったことがあります。シールドケースのサイズや接地方法を考慮する必要があります。