図1 高周波トランジスタと周波数帯域
トランジスタが決まれば高周波回路設計に進みますが、その前にしておかなくてはならないのが放熱設計です。回路の信頼度を十分確保するためにも重要な項目となります。 一般的に高周波トランジスタのジャンクション温度の最大定格値は150~175℃となっています。設計時には、ディレーティングを考慮し、130℃以下に抑えることが必要です。 放熱器の大きさを決めるために、トランジスタメーカーのカタログや仕様書のジャンクション- ケース間の熱抵抗値[Rth(j-c) ]とジャンクション温度から放熱器熱抵抗を求めてディレーティングを考慮した放熱器の大きさを決めておく必要があります。