みなさん、こんにちはWTI構造設計課の木谷です。
防水試験・設計について、多くのお問い合わせをいただいている中で最近は大型筐体の防水試験(IPX7)に関するものが増えてきました。
そこでご要望に応えるために大型水槽を導入しました。
防水試験IPX7(大型筐体対応)の水槽
水槽サイズは外径: W2000 x D1800 x H1600(mm)となっており、大型筐体の防水試験(IPX7)が可能です。
図1. 水槽外形(側面)
図2. 水槽外形(斜視)
●IPX7試験対応可能サイズ:W1600xD1400xH850 /対角長:約2000(mm)
図3. 試験対応可能サイズ
大型水槽導入により市街地や住宅街に降った雨の排水が間に合わないことで発生する「内水氾濫」を想定した浸水を模した試験(水道水の使用を想定)も可能となり、室外機や蓄電池自然冷媒ヒートポンプ給湯機、家庭用燃料電池、V2H、V2G、小型キュービクル、等について上記試験が可能となりました。
(※バッテリーについては発火の危険がある為、取り外しが必要となります。)
当社防水試験設備の特長
- 大型の筐体に対して、IPX5、IPX6、IPX7、IPX9K/IPX9の防水試験の対応が可能
- 各防水試験は、限界試験として試験時間の変更などのカスタム対応も可能
(IPX6 試験時間4時間連続、IPX7試験時間8時間といった実績もございます。) - IPX5、IPX6に限り防水試験機のレンタル(試験は当所敷地内でお客様で実施)が可能
(IPX7、IPX9Kは安全性を考慮し、弊社技術者が対応する受託試験となります。)
防水試験関連でお困りの際は、お気軽にご相談ください。
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