Wave Technology(WTI)-ウェーブ・テクノロジ

WTIは技術者不足を解決する「開発設計促進業」です

1年間の新人研修が終わりを迎えます

みなさん こんにちは。技術教育センターの河野です。
約1年ぶりのブログとなります。

昨年の4月に6名の新入社員が当社に入社され、ほぼ1年が経過しようとしています。当社では1年間研修生として配属先でのOn the Job Training(OJT)に加え、技術教育センターが主催するOff the Job Training(Off-JT)を実施します。この1年間でさまざまな研修メニュー(Off-JT)を実施しました。それらをご紹介します。

 

1.電気電子回路講座

電気回路の法則、交流理論と周波数特性、三相交流、過渡現象を理解し、回路解析技術を演習主体で学びます。また、電子デバイスの動作、オペアンプ、変調・復調、A/Dコンバータ、D/Aコンバータおよび電源回路、論理回路の動作を理解します。(計60時間)

2.半導体概論

電気回路や電子回路の理解にスムースにつながることを念頭に、キャリアの伝導機構、耐圧、寄生容量、それらの温度特性など、基本的な半導体物理を学びます。それらをベースに、各種ダイオード、バイポーラトランジスタ、MOSFET/CMOSデバイス、パワーデバイス等の動作を理解します。(計30時間)

3.電磁気・高周波回路講座

前半の電磁気学では、電界と磁界をイメージでき、受動素子や能動素子、モーターや発電機の動作理論を学ぶことにより、それらを用いた回路やシステムの設計に活用できる力を身に付けます。後半の高周波回路では、増大する高速信号処理に要求される高周波回路技術の基礎知識を講義と実験を通じて理解します。(計57.5時間)

4.アナログ・デジタル回路講座

4月に入社してからの1カ月間、電子回路の未経験者でも回路の基本が理解できるようになることを目指し、集中的に講座を実施します。LED点灯実験、トランジスタ動作実験、ロジック回路とアナログ回路との複合回路実験など、実験を交えて回路理解に取組みます。実験結果は技術レポートにまとめ、技術者にとって重要なスキルである技術レポートの書き方も学びます。(計75時間)

 

 

これらの講座以外にも、スキルアップとしてPCの使い方、はんだ付け演習、技術文書作成レビューなどがあります。また、知的財産権やバリューエンジニアリング、設計品質と標準化といった基本的な知識習得講座に加え、情報通信に関する概論など多岐にわたって講座や実習が行われます。

新入社員の大学時代での専攻は色々で、電気電子回路とは無縁だった方もこの1年間の研修を通じてきちんと実務を遂行できるまで、それぞれたくましく成長してくれています。真に喜ばしい限りです。

 

 

もうすぐ4月です。2024年度の新入社員を迎え、新たな年の研修メニューがスタートします。また今年度同様、電気電子回路とは畑違いの方も入社してきます。彼らの成長を手助けするとともに、彼らの成長をともに喜べる1年としたいと思います。

 

このように当社は専攻が異なる方でも、実務対応可能なエンジニアまで育成する独自の教育プログラムがございます。

将来、エンジニアとして働きたいけど専門知識がなく不安を抱いている方もやる気があれば必ず立派なエンジニアに成長できますので、当社の新卒採用中途採用に奮って応募ください。

 

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