みなさんこんにちは。第二技術部 カスタム技術課の山本です。
7月20日~22日に東京ビックサイトにて開催されたテクノフロンティア2022の電源システム展に、当社から「ワイヤレス給電」、「分解調査レポート販売」、「リバースエンジニアリングPlus」などの展示を行いました。
今回は、「分解調査レポート販売」について、簡単にご紹介させていただきますね。
テクノフロンティアのブース準備の様子
テクノフロンティア2022の出展に際しては、分解調査レポート販売の展示パネルやレポートサンプルを準備し、あわせて当社HPでもレポートサンプルを請求できるように改定するなど、いろいろ大変でした。
それでも開催期間中にはとても多くのお客様にご来訪いただき、商談に繋がりそうなお話もたくさん頂けましたので、とても中身の濃い展示会になったな~と感じています。
展示パネル① | 展示パネル② |
分解調査レポート販売には、これまでUSB充電器(RavPOWER PR-PC112 / cheero CHE-325)や電子たばこ(IQOS3 / PULSE)のラインアップがありました。
今回、話題の電子たばこIQOS ILUMAの特性評価レポートも加えました。「IQOS ILUMA 特性評価レポート」は従来販売していた分解調査レポートとは少し趣向が違い、動作原理についても解析しています。
IQOS ILUMAは、誘導加熱方式を採用した電子たばこであり、ホルダー側のコイルに高周波電流を印可することで、たばこスティック内のブレード(サセプタ)温度を上昇させることができます。誘導加熱の仕組み、たばこスティック有無の検知方法、温度検知方法、喫煙時のサセプタ温度に加え、サセプタの物性(金属材料の成分/キュリー温度)についてもこのレポートで解析しています。
IQOS ILUMA ホルダー
今後の予定として、近日中に下記の分解調査レポートをリリース予定です。
①DJI社製ドローン(Phantom4)のLi-ion電池ユニットに組み込まれているBMU基板
※BMU(Battery Management Unit)
近年では、いろんな電気製品に使用されているBMUですが、特に電力効率にシビアなドローンBMUについての解析を完了しており、近日中にラインアップに加えられる予定です。
②プレーナー型トランスを採用したDCDCコンバータ
小型でありながら大電力を実現しているプレーナー型トランスを採用したDCDCコンバータの分解調査を進めています。当社には電源開発部門があるため、電源技術者ならではの切り口での解析ができます。ご期待ください。
ドローン(Phantom4)の Li-ion電池ユニット |
プレーナー型トランスを採用した DCDCコンバータ |
どうですか。わくわくしませんか。
分解調査レポート販売については、携わるメンバーもわくわくしながら調査しており、製品の仕組みが理解できるなど、とても面白い仕事をしていると感じています。
また、皆さんも興味ある製品がありましたら、当社HPの「お客様からのリクエスト募集」からご連絡いただければありがたいです。
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