Wave Technology(WTI) | 半導体周辺回路とその応用製品の開発・設計会社

WTIは技術者不足を解決する「開発設計促進業」です

WTIは持続可能な開発をサポートします

みなさん、こんにちは! 第一技術部光デバイス設計課の鳳山です。
入社一年目のときに投稿して以来、約3年ぶりの投稿です。

私は、お客様の事業場所に駐在し、お客様と共に業務を遂行するエンジニアリング部門に所属しています。主に半導体デバイスの開発設計業務に従事しており、お客様と共に開発品の特性評価や信頼性検証などを実施しています。(WTIの技術紹介パンフレット一覧はこちら

半導体デバイス業界の技術進展は非常に早く、設計開発工期を短縮し、量産化へのスピードアップを求められています。弊社では最適な治工具の設計製作や評価系の自動化などによる業務効率改善に貢献させていただいております。

今回は、お客様のお困りごとの一つである試験用設備の不足についての弊社の対応事例をご紹介させていただきます。

 

設備不足となっている理由は様々ですが、理由の一つは、設備を導入してから長年使用してきたことによる経年劣化や故障が発生し、使用できない状態の設備が多いことです。
しかも、これらの設備が20年以上前のものであり、メーカのサポートが終了しているものや部品がディスコンとなっているものが多くありました。

対策としては、新たに設備を購入することが一番早いのですが、莫大な費用と時間がかかります。

そこで、持続可能でより良い世界を目指す国際目標であるSDGs(Sustainable Development Goals)の取り組みの一環としても良い事例だと捉え、弊社で修理し、再利用することをご提案しました。

 

 

しかし、今回の事例では、20年以上前に購入された装置で図面や仕様書が全くない状態でした。

初めに装置の動作原理や構造などを調査し、故障箇所の特定を行ったところ、装置内の治工具が摩耗故障していることが判明しました。
次に治工具に使用されている材料や機構を理解し、改良点を検討しお客様にご提案させていただきました。(※)

この提案を採用いただき、休眠装置を機能的になんら遜色のないものとして納めさせていただきました。

※弊社には、電気回路設計や高周波設計、機構設計技術者が多数おりますので、臨機応変により良い治工具をお客様にご提案することが可能です。

この事例において技術以外に学んだことは、お客様と一体となって問題点の未然防止を徹底した点です。
世間的にはDRBFM(Design Review Based on Failure Mode)と言われている活動です。

この活動によって、ミスなく最後までやり遂げることができて本当に良かったです。お客様からも感謝のお言葉をたくさんいただけ、4年間で最もやりがいを感じた瞬間でした。

これからもお客様の開発・設計効率の向上に貢献できるよう積極的に提案を実施したいと思います。装置や治具の修理、保守、メンテナンス等でお困りごとがございましたらお気軽にWTIまでお問合せください。

 

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