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組込みソフトウェア作成時のポイントを紹介します ~信号待ちの工夫~

こんにちは、ソフトウェア設計課の岩井と申します。

前回のブログに引き続き、組込みソフトウェア(ファームウェア)を作成するときのポイント、リアルタイム性の確保:「常に流れるように」作成する について話をさせていただきます。

 

 

 

図1 システム構成

 

図1のシステム構成でマイコンとモジュール間通信のプログラムを考えてみます。
モジュールのBusy信号は表1のようになっています。

表1 Busy信号

 

マイコンからコマンドAとコマンドBを送信します。

 

図2 逐次動作

 

図2のように順番に処理していくプログラムは簡単に書けますが、「Busy信号Low待ち」のステップは、信号がLowにならない限り動きません。「常に流れるように」できていません。

動作を管理する変数(mode)を導入すると、図3のように書き換えることができます。

 

図3 変更後フロー

 

図3では「常に流れるように」プログラムすることができました。

自分で使うテストプログラムならこれでOKですが、もう一工夫欲しいところです。
mode = 0 とmode = 2 の「Busy信号待ち」です。Busy信号がなんらかの原因でHighのままかもしれませんので、いつまでも待ってはいけません。次回は「Busy信号待ち」に対する工夫について話をします。

 

WTIでは、お客様から数多くの組み込みソフトウェア開発を受託しており、今回の「常に流れるように」を含め、信頼性/品質を意識して開発を行っています。ソフトウェア開発でお困りの際は、WTIにお問合せ下さい。

 

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