みなさんこんにちは。WTI 第二技術部 部長の矢野です。
当社ではカスタム計測のサービスの一つとして、導通抵抗モニタリングシステムと呼ばれるシステムを完成品としてお客様に提供しております。
今回ご紹介させていただく、導通抵抗モニタリングシステムは、測定方式としてDC/ACの両測定方式に対応した、業界初(当社調べ)のシステムとなります!
既に何らかの形で弊社と接点のあるお客様には、後日DMを配信させていただく予定ですが、この場をお借りして、みなさんにもご紹介させていただきますね。
導通抵抗モニタリングシステムは、最初のリリースから、かれこれ10年以上は経過しているのですが、この間毎年、お客様の潜在ニーズに応える形でアップグレードを進めてきました。お客様の課題や要望って、それぞれ独自の課題や要望のように思いがちですが、実は、根本には共通の潜在課題があったりするものなんですね。そのような潜在課題に対する解決策を提案するのは、WTIの存在価値だったりしますので、提案をよろこんでいただけると、嬉しいものですよね。
今回アップグレードした導通抵抗モニタリングシステムは、従来のDC計測に加え、AC計測もオプションで追加できるようにしたことが特徴となります。
(AC計測を追加した経緯はのちほどご説明します)
ですので、最初はDC計測に絞って導入いただき、その後AC計測をアップグレードで追加する。なんてことも対応可能です。
DC/ACの両測定に対応させているメリットをいかして、一つの試験中に混在させることもできるよう、ソフトウエアにもあらかじめ工夫を施しています。
実は、導通抵抗をACでモニタリングするって、ありそうでなかったんですよね!
導通抵抗モニタリングシステムは、材料接合部等の導通状態を常時モニタして、その変化をモニタリングするシステムです。抵抗なのでDCで計測するっていう固定観念がありました。
ある時、コンデンサ等の部品について、実装部の接合状態を常時モニタリングしたいんだよね?何か方法ないかな?というご要望をいただく機会がありました。その時は、簡易で専用のAC計測環境を提案させていただき、評価に適用していただきました。
そうなんですよね!接合状態って言っても、必ずしも部品自体がDCで導通するとは限らないんですよね。コンデンサはDCでは導通しません。そこでAC計測です。LCRメータを組み合わせて、他チャンネルで常時モニタする方法を採用することにしました。
やっぱりニーズってあるんですよね~♪
別のお客様との会話で、まさにこの機能が欲しい!っていう話になり、今回ご紹介させていただいた導通抵抗モニタリングシステムを、同時に2台導入いただくことになりました。
潜在ニーズに応える形で構築した導通抵抗モニタリングシステムが、まさにお客様の課題解決に役立った場面でした。
今後、ソフトウエア面でも機能アップを図ることを考えてます。
潜在課題に応えるシステム提供を目指し、今後も進めていきますね!
今回ご紹介させていただいた導通モニタリングシステムは、DC/AC計測以外に、特徴をもっています。詳しくは、DMおよびHPを見てみてくださいね♪
WTIの「カスタム計測」今後も楽しみにしておいてください♪
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