Vbc=0.05 [A]•0 [Ω]=0 [V] ということです。 次回のブログでは、図1の回路のスイッチがOFFの状態について考えてみたいと思います。
<ここがポイント!> 本文中では、スイッチSWが導通抵抗0 Ωの理想スイッチとして考えましたが、実際のスイッチ(ここでは機械式接点のスイッチとします)は導通抵抗0 Ωということはなく、通常数m~数十mΩ程度です。 この導通抵抗は、回路電流に比例して電圧が発生しますので、スイッチが回路のどこに使われそこにどの程度の電流が流れるのかによって、無視できるレベルか無視できないのかをきちんと確認しておく必要があります。 ついでにもう一つご説明しておきます。 同じく本文中では回路の配線の抵抗値を0 Ωとして扱っていますが、実際には単位長さあたりの配線抵抗が存在します。たとえば、直径0.3 mmの銅線が1 mの長さであると約1.2 Ωの抵抗値になります。配線が長くなれば、長さに比例して抵抗値が増加しますので回路電流が小さくてもその影響を無視できなくなります。(さらに付け加えると、抵抗以外にも等価的にコイルやコンデンサ成分も存在するのですが、ここでは割愛させていただきます。)
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