カスタム電源設計とは? 2018年9月25日2019年7月31日 ohara.yuji みなさん、こんにちは。 電源設計課 電源設計ユニットの井手です。 以前のブログでもご紹介しましたように、電源設計課では主にカスタム電源やパワーコンディショナなどの電源回路の設計を行なっています。 そもそも電源回路とは、商用電源や電池などの電力源から、電子機器が扱える電力のかたち(直流/交流の別や電圧レベル・周波数など)に変換する「だけ」の回路です。「だけ」と書きましたが、電源回路に求められるものは製品によって様々です。 主なところは形状・入出力仕様・低ノイズ・高効率・環境温度・規格・低コストであり、汎用電源では対応できないときにカスタム電源設計の出番です。 実際に電源設計完了までの流れの一例を以下に示します。 仕様検討 回路設計・トランス設計 部品レイアウト検討・パターン設計 評価・対策 納品 さて、この中のどこにノウハウがあるでしょうか? 答えは2~4で、設計から評価・対策の全てにノウハウがあります。 設計にノウハウがあるのはもちろんですが、電源回路の評価内容すら各社独自であり、サイズ・入出力・効率・温度・ノイズ・保護等々特徴ある箇所が盛りだくさんです。特にトランスは生き物であり、コアの材質・巻線・巻き方ひとつで特性が大きく変わるので腕の見せ所ですね。 冒頭に、電源回路とは電力を変換するだけの回路と書きましたが、EMCなど法令準拠があったり、感電や発火の防止などの安全確保が求められたりと、なんとなく「面倒くさそう・・・」という印象なのではないでしょうか?そんなときはぜひ弊社をご活用ください。 それ以外にも「リソースが足りない」、「そもそも電源仕様ってどうやって決めるの?」等、何かお困りのことがありましたらまずはお気軽にご相談下さい。 【関連リンク】 電源(パワエレ) 電源(パワエレ)回路設計例 電源関連ブログ 電子回路設計 ヒントPLUS☆【電源編】 WTIメールマガジンの配信(無料) WTIエンジニアが携わる技術内容や日々の業務に関わる情報などを毎週お届けしているブログ記事は、メールマガジンでも購読できます。ブログのサンプル記事はこちら WTIメールマガジンの登録・メールアドレス変更・配信停止はこちら WTIの技術、設備、設計/開発会社の使い方、採用関連など、幅広い内容を動画で解説しています。 WTIブログ, 電源・パワエレ