みなさん、こんにちは。
株式会社 Wave Technology 高周波設計第二課の大塚です。
今回はアンテナについてお話しようと思います。
(当社の無線通信モジュール用アンテナ設計・評価受託サービスはコチラ)
皆さんは“アンテナ”と聞いてどのようなものを想像しますか?
すぐに思い浮かぶものはTVや無線LANなどに使用する、見た目が分かりやすい、いかにもアンテナというものだと思います。他はどうでしょう?
アンテナがついているのかよく分からないものでも、無線通信を行う機器は全てアンテナが必要なのでどこかに内蔵されています。
気になる方は近くにある無線通信機器を分解して確認してみてください。
ウソです、やめてください(汗)
冗談はさておき、アンテナを回路に取り付けるだけで問題なく通信できるという訳ではありません。
高周波回路の設計では回路インピーダンスを50Ωに設計すること(50Ω整合)が一般的ですが、実際に製作してみると50Ωからズレてしまうことがあります。その逆に、アンテナの方が50Ωからズレている場合もあります。これらのズレによって所望の特性が得られないということが起こります。
つまり“通信距離が思っていたよりも短くなった”なんてことになります。
↑これ、実は良くあるトラブルなんです。
トラブルを解決しようとすると、当然原因を調べる必要があります。しかし、無線通信機器のどこが悪いのかを調べるには専用の測定器と設備が必要になりますし、原因の解析と解決には専門知識が必要になります。はじめて無線通信機器を開発する場合などは特にご苦労されるのではないでしょうか。
実際に、最近のIoT/M2M製品の普及に伴って「その製品ではじめて無線通信機器の開発をします。」という企業様もいらっしゃると思います。
IoT/M2M製品には、BluetoothやZigBeeなどの近距離無線通信規格から、LPWA(Low Power Wide Area)に分類されるLoRa(LoRaWAN)やSigfox、LTE-NB1(NB-IoT)などいろいろな通信規格が使用されていますが、通信距離の問題は通信規格によらず共通して発生する可能性があります。
なので、もしこのブログをご覧の皆様の中で実際に「通信距離の問題が発生してしまった!」という方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談いただければと思います。
当社では、“アンテナの設計・評価から技適申請までのサポート”を行っておりますので、お役に立てることがあるかもしれません。
また、下記のようなご要望に対してもご提案させていただいておりますので、「これからIot/M2M製品を開発したいので無線通信部分の設計全般をサポートして欲しい。」といった方でも、お気軽にお声をかけてください、もちろん相談は無料です!
アンテナの設計・評価についてのご要望例
① 無線通信機器の通信距離を改善したい ② 小さな製品スペースに収まるアンテナを設計したい ③ アンテナの評価がしたいが電波暗室が無いので評価/提案してほしい ④ アンテナの設計が良く分からないので評価/提案してほしい ⑤ 技適申請を依頼したい |
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