Wave Technology(WTI) | 半導体周辺回路とその応用製品の開発・設計会社

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基板設計は回路設計者との以心伝心が大事!

赤谷みなさんこんにちは。設計第一課長の赤谷です。ブログでは7月の「IoT」のビックウェーブが到来!以来の登場となります。どうぞよろしくお願いします。

(ちなみに、7月のブログで記載しましたが、当社では「IoT」関連の商談数が急激に増えており、全社の総力をあげて対応している状況が続いております。当社ではIoTの技術コンサルや教育に特化したサービスもご用意しておりますので、IoT関連でお困りの際は是非お問い合わせください。)

さて、今回は基板設計についてお話します。みなさんの会社でもそうだと思いますが、基板設計と電気回路設計は分業化されております。
当社の電気設計受託サービスはコチラ

基板設計の際には、電気回路設計者が基板設計者に情報をインプットし、基板設計者からアウトプットされた図面をチェック(検図)します。このようにお互い密接に連携が求められる関係にあるのですが、実は電気回路設計者と基板設計者では歩んできた技術畑が違うことがあります。特に基板設計者には電気回路の知識が不足しているケースがあります。

このようなケースでは、検図の際に「電源ラインなのにコンマイチゴー(0.15 mm幅)の信号パターンになってるやん!」なんてやり取りをする羽目になっちゃいます。

みなさんもこのような経験はありませんか?
時間が無限にあるなら、電気設計者が基板設計をすることで(基板設計のいろはを理解している前提ですが)電気的に最適化された基板を作ることができます。

しかし、実際の開発ではタイムリーに製品をリリースするために設計にもスピードが求められ、そのスピードこそが製品価値の重要なファクタとなります。
このため、「基板設計はその道のプロが担当する」となるわけです。

現在の製品開発は「IoT」時代にあって、膨大なビッグデータを処理する高速通信ボードやノイズに弱い特定小電力無線(Wi-FiやBluetooth)を内蔵したボードなど、ますます複雑化しております。

このような製品をいち早く市場にリリースし製品開発競争に打ち勝つためには、基板設計者にもアナログ、デジタル、高周波、電源、EMCなど様々な知識が求められます。

もちろん電気設計者からの一定量のインプットは必要ですが、基板設計はアートワークというように、ある大きさ(基板サイズ)のキャンバスにパターンを描いてゆくようなものですから、ある意味、むちゃくちゃ設計の自由度が大きく、その全てを電気設計者から指示できるわけではありません。

そこで基板設計者が持っている電気設計の知識が重要となります。

これら知識が多ければ多いほど、そんなことは言わんでもちゃんとパターン化してくれるといった、「以心伝心」が成り立ちます。この「以心伝心」こそが設計期間短縮のカギであるといっても過言ではありません。

では、当社の基板設計ではどのような取り組みをしているのかを少し紹介します。

まず、当社は基板設計専業のメーカではなく、製品開発をワンストップで受託させていただくことができる設計会社ですから、社内にはアナログ、デジタル、高周波、電源、EMC、構造そして基板など様々なエンジニアが揃っております。

このような環境の下で受託した設計開発案件は、担当者のスキルに全てを委ねるのではなく、必ず組織的にデザインレビューを実施し設計品質を担保しております。

このデザインレビューは開発フェーズによって、様々なものがありますが、当社では基板設計者が回路図デザインレビューの段階から参画します。

このことにより、製品がどのようなものであるかや電気回路上の設計ポイントを基板設計者と共有することができます。このような取り組みによって、電気設計者との「以心伝心」が成り立ち、スピーディーで設計ポイントをおさえた基板設計が可能となっております。

当社はワンストップでの受託開発を得意としておりますが、基板設計のみでも対応させていただくことができます。基板設計の品質などでお困りの際は、是非お問い合わせください。

【関連リンク】
電気設計受託サービス
「IoT」のビッグウェーブが到来!

テクノシェルパ

『技術者不足の時代、技術者は「雇う」から「創る」』

 

 

 

 

 

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【基板設計関連動画】

 

 

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