今回もπ型アッテネータのお話です。前回は、R1を求めました。今回は、R2を求めます。
なみりん、さっそくR2を求めてみようか。
①式をZO、R1、R2、V、VOを使って表現してみよう。
下のような式ができました。
各項にVが存在するので、両辺をVで割ると、、、、、電圧減衰率Kの項が現れるのじゃ。
求めたいのはR2なので、R2で式をまとめると下のようになりました。
でも、、、R1が邪魔ですっきりしないわね。
そうだ、ここで前回求めたR1の式を代入するとどうなるかな。
もう少しでR2が求まりそうじゃの。その調子で式を展開してみるのじゃ。
あとは両辺の逆数をとれば求まります。
R2が求まったようじゃの。ここでT型アッテネータとπ型アッテネータのR1とR2を求める式をまとめて記載しておこう。Excelを使って、既知のZOや電圧減衰率KからR1やR2を算出したり、既知のR1、R2から電圧減衰率Kを算出したりする計算シートを作っておくと、後々便利じゃぞ。i-NARTEエンジニア受験を考えている人は是非作っておこう。このツールがあればボーナス問題になるぞ。
次回は、π型アッテネータを組んでみよう。