Wave Technology(WTI)-ウェーブ・テクノロジ

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ワイヤレス給電(無線電力伝送)の用途として超おススメなのは、コレです

当社が展示会でワイヤレス給電のデモ機を展示しておりますと、必ずご質問をいただくのが、「この技術は、どういうところに使われるのですか?」です。
それに対して、非常にお勧めの用途がございますので、今回はそれを紹介させていただきます。

以前に、ワイヤレス給電の応用をこう考えるの記事で、磁界共鳴型無線電力伝送の応用分野について考え方をお話しました。

様々な応用が考えられ、実用化が進んでいますが、今回ご紹介する事例は、様々なワイヤレス給電技術の応用の中でも特にお勧めであり、ワイヤレス給電の応用をこう考えるの中で述べた以下の条件全て満たすものです。

① 電池を内蔵せず電源配線も困難
② 電池を内蔵するも電池交換/充電の手間/時間が問題
③ (被給電物体が)動いている
④ (給電元からの距離が)離れている

つまり、電源が必要でありながら、電源配線できない、電池も設置できない。
電池が設置できたとしても電池交換などの手間が問題。
さらには、電源を供給する物体が動いていて、距離もある。

これは、とても厄介な給電環境ですよね。

そういうところにこそ、ワイヤレス給電の適用がぴったりはまるのですが、特におススメなのは、「回転体」です。

回転している物体に電源配線をするのは難しいですし、電池を内蔵するにしても交換が大変ですよね。

しかし、ワイヤレス給電を使えば、比較的容易に電気を送り込むことができるのです。

そして、ありがたいことに、回転体への給電の場合は、送受コイルの相対位置が変化しないため、インピーダンス整合がきちんと保たれたままになり、安定して送電し続けられるという大きなメリットがあります。

回転体といっても具体的にどういうものなのか?ということですが、例えば、ロボットの関節駆動用モーター、監視カメラ、連続回転する産業機器、乗物の回転機構、などが挙げられます。
磁界共鳴ワイヤレス給電を利用しますと、無線電力伝送とともに無線でデータも伝送することができます。
そうすると、センサーを回転する物体内に設置し、そのセンサーを無線電力伝送で給電するとともに、センサーが取得した信号は無線で取り出すことができ、大変便利です。

当社には、龍谷大学様との共同研究で、長年にわたって当分野の研究開発を行い蓄積した技術があります。

その技術で、設計・評価サービス、技術コンサルティングサービスに展開し、様々なお客様のご要望にお応えしております。また、無線電力伝送を構築するハードウェアのみならず、制御するためのソフトウェアも同時開発できますので、お客様から喜ばれております。以下にワイヤレス給電のソフトの開発例の概略をご紹介いたします。

ワイヤレス給電制御ソフト開発例
1次側から電力を供給しながら通信を行う方式。2次側にワイヤレス給電を行いセンサーの情報を1次側に送るシステム。2次側に電源を搭載する必要がない。数mWから数十mWの電力が供給可能。通信距離は、10cm程度以下。NFCマイコンの応用で実現。

 

 

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