株式会社Wave Technology(WTI)の社長 石川高英です。
今回は、FPGAとは何か?についてお話をさせていただきます。
FPGA(Field Programmable Gate Array) とは、動作を変更することのできる半導体のことです。
ユーザーは、FPGAの回路をいつでも何度でも変更することができます。
FPGAの中身を書き換えた後、電源を再投入すると、今書き換えたばかりの内容で忠実に動作してくれます。
ですから、開発段階においても何度も書き換えて動作を最適化することができますし、製品化後に万が一不具合が見つかった場合も、FPGAなら回路データを書き換えるだけで難なく対処することができます。
機器の使用現場においてさえ動作変更の書き換えを行うことができる柔軟性を持っていることから、FPGAには「現場」を意味する“Field”という単語が入っているという訳です。
このように非常に便利なFPGAは、様々な電子機器に搭載されています。
実際、私たちがFPGAを搭載した電子機器にお世話になっていない日はほぼないでしょう。
例えば、液晶パネル、オーディオ、コンピュータ、通信機器、ゲーム機、メモリカード、プリンタ、LED表示機を始めとして本当に様々な分野で採用されています。
FPGAの採用の具体事例はこちらでご覧になれます。
FPGAが登場した頃は、低コスト、開発期間の短縮、書き換え可能、といった特長を生かして、広く採用が進みましたが、その後もFPGAは進化を続けています。
元々は周辺素子であった、I/O回路、メモリインターフェース、組み込みプロセッサ、DSP機能などが次々と内部に取り込まれてきています。
WTIには日頃、FPGAの開発案件に関するお問い合わせを多々いただいておりますし、お客様からの設計依頼案件に対して、当社からFPGAの採用をご提案することもございます。
FPGAについてご不明な点などございましたら、お問い合わせは無料ですので、ご遠慮なくお問い合わせください。
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