株式会社Wave Technology(WTI)の社長 石川高英です。
当社にいただくご用命の中で最近特に増えてきていますのが、「技適」の代行申請です。
「技適」とは技術基準適合証明のことで、これを取得することで、無線局の免許を取らずして機器から電波を発射することができるようになります。
この技適の制度があるおかげで、私たちの身の回りにある電波を発射する機器(パソコン、スマートフォン、コードレス電話、無線ルーター、電子レンジなど)は、消費者がそれぞれに無線局の免許を申請して取得しなくてもそのまま使用することができるという訳です。
無線機器メーカーや無線機器の輸出/輸入を手掛ける企業などでは、技適の制度を利用するために、自社で技適を申請するか、あるいは他社に代行を依頼します。
他社に申請代行を依頼する企業様等の動機は何でしょうか?
- 技適申請の経験がない
- (他業務で多忙であることも含め)技適申請を行う人材が不足している
- 無線分野の技術を保有していないため、認定試験に不合格となった際に対処ができない
- 一発合格させるために無線機器の調整を行いたいが自社にスキルがない
といった事情がある場合に代行を依頼されるようです。
実際、当社には上記のような背景をお持ちのお客様からたくさんのご用命をいただいてきております。
当社にご用命をいただくことの多い無線機の種類としては、Wi-Fi、Bluetooth、RFID、UWB、特小無線、ISMバンドなどがありまして、機器の用途としては、カメラ、ウェアラブルデバイス、ロボット、測定機器、海洋関連、などが多くを占めています。
これら以外にも様々な技適に関するお問い合わせに対応させていただいております。
実際の認証の手順につきましては、こちらのページをご覧ください。
⇒ 電波法認証 技術基準適合証明(技適)の事前評価・申請代行
なお、技適申請の代行依頼の際に必要なものとして、以下のようなものがありますので、ご参考にしてください。
- 通信ICやモジュールのデータシート、アンテナのデータシート
- 無線機器の系統図
- 対象製品
- テストモードで動かすための情報
- ISO9001認証書
ちなみに、当社の技適申請代行の特徴としましては、回路設計や調整の段階から技術基準適合証明(技適)合格までサポートできることです。
それは、当社が長年にわたる経験から高周波技術を蓄積するとともに、技適代行申請を数多くこなしてきたことによって可能になりました。
⇒ 60人のRFエンジニアを擁する!高周波無線スペシャリスト集団
ですから、お客様は当社に設計段階からのすべてを当社に「丸投げ」いただくこともできますし、技術基準適合証明(技適)申請のみご依頼いただくこともできます。
技適申請代行に関しまして、ご質問等がございましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。
⇒ お問い合わせフォーム
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