みなさん、こんにちは。
株式会社 Wave Technology 通信設計第一課の大塚です。
以前、技適についてお話しましたが、お問い合わせが増えてきましたので、もう少しお話したいと思います。
■技適申請に必要なものは...
お客様から、技適申請に必要なものを教えてほしいとお問い合わせいただくことが多くなっていますので、技適の申請に必要となるものをBluetooth(BLE) のモジュールの申請を例に説明します。
まずは、申請書類に必要なものです。
以下の書類を準備していただく必要があります。
◆無線設備系統図
無線設備の回路ブロック図です。
お客様で準備できない場合は、当社で通信ICのデータシートから作成することもできます。
◆部品の配置を示す写真又は図
次に、審査を受ける機器はもちろん必要ですが、それだけではなく、以下のソフトウエア(試験モード)を準備していただく必要があります。
◆各周波数に設定可能な連続送信モード
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- 無変調モード
- 変調モード(拡散OFF)
- 変調モード(拡散ON)
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◆連続受信モード
◆混信防止機能の試験用ソフト
■設計会社に技適申請を依頼するメリットとは
さて、前述の書類や申請する機器現品、およびテスト用のソフトウエアが揃ったらいよいよ技適申請に移ることができます。
しかし、一通りの準備をしていても想定外のトラブルが発生すると、認証までに時間がかかってしまいます。
それらのトラブルの多くは、設計段階の回路設計間違いや事前評価を省略してしまったことなどから、技適試験が合格にならないというものです。
技適申請や通信機器の設計の実績がないお客様は、開発段階からWave Technologyをご活用ください。
Wave Technologyに技適申請を依頼するメリットは、技適申請の代行だけでなく、「無線機器の新規の開発や不具合の調査・改善にも対応できる」ことです。
Wave Technologyでは、「通信デバイス開発」と「応用製品開発」分野に経験豊かなエンジニアが在籍しています。
彼らは各種無線規格と高周波(RF)の知見がありますので、単なる技術基準適合証明(技適)申請の支援だけでなく、回路の設計や調整の段階から技適合格までを支援させていただくことが可能です。
その他、様々なご要望にも対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。
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