AGVは、Automatic Guided Vehicleの略称で、「自動誘導される乗物」ということです。
日本語では、「無人搬送車」と呼ばれます。
AGVの誘導の方法としては複数ありまして、電磁誘導、光学誘導、磁気誘導、画像認識などです。
それぞれに長所・短所があるために、これらの方式を用途に応じてAGVに適用します。
上記の中で実用化された姿を最も多く見るのが磁気誘導式であり、AGVが走行する床などに磁気テープや磁気棒を設置して、これらが発する磁気をAGVのセンサーが読み取ってコース取りを行います。
AGVの実適用は工場内物流などで始まり、原材料・部品、仕掛品、製品等の搬送に利用されてきました。今後は、人手不足が特に深刻化している、倉庫内外の物流や、農業機械、建築機械などの自動化に向けてAGVの採用が進んでいくと予測されています。
それに伴って、AGVの誘導方式も進化していきます。
AGVの走行環境が変化した際、瞬時に対応できるように、また、AGVの傍で人が作業できるようにするためにも、「臨機応変さ」が強く求められるのが、今後のAGVの特長です。
「臨機応変さ」の獲得のためには、位置検出の高精度化、障害物検知機能の付加、センサーで捉えた情報を基に刻々と変化する走行環境を把握するアルゴリズムやソフトウェア、あるいはAI化が必要になります。
次世代AGVは様々な企業が開発を進めていますが、これまでこの分野に関する知見がなかった企業様が、これから自社にこの技術を構築するのは時間もコストもかかります。
他社にAGV開発を丸ごと依頼する方法もありますが、自社にAGV関連技術を取り込みたいとお考えの場合は、そのための技術コンサルティングを行っている企業を探すことがお勧めです。
当社は、AGV向けの高精度位置検出技術のコンサルティングをご提供する数少ない企業です。
当分野のことに関して、ご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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