電波暗室・ノイズ計測機器レンタルサービス
簡易電波暗室をリーズナブルな料金設定で手軽にご利用いただけるレンタルサービスです。
電波暗室ご利用料金
ご利用内容
料金
備考
基本料金
電波暗室利用料金
10,000円/h
-
サポート料金
20,000円
1日最大2時間まで ※1
オプション
電磁波可視化システム利用料
2,000円/h
-
⊿型電源インピーダンス
安定化回路網利用料1,000円/h
-
※1 サポート料について
- 弊社スタッフが設備ご利用方法の説明、測定環境セッティング、計測器類の設定変更などをサポートさせていただきます。
- サポート時間が1日2時間を超える場合は、1時間につき10,000円を精算時にお支払いいただきます。
【オプション】
電磁波可視化システム
基板や製品から放射されるノイズをヒートマップ状に可視化できるシステムです。
⊿型電源インピーダンス安定化回路網 ※2
雑⾳端⼦電圧測定でディファレンシャルモードノイズとコモンモードノイズの切り分けができます。
※2 通常のV 型電源インピーダンス安定化回路網の利⽤については基本料⾦に含まれております。
【ご予約状況】
機器の高速化に伴い製品開発の工程では、EMC(Electro-Magnetic Compatibility:電磁両立性)対策の占める割合が増加する傾向にあります。
EMC = EMI(Electro-Magnetic Interference:電磁妨害)
+ EMS(Electro-Magnetic
Susceptibility:電磁感受性)このような状況の中、伝導ノイズ、放射ノイズなどのEMI対策を行う電波暗室や対策設備の確保にお困りではないでしょうか?
Wave Technology(WTI)ではこれらお客様が抱える製品開発上の課題をクリアするため、各種国際規格(IEC、FCC、CISPR、VCCI)に対応した簡易電波暗室や伝導ノイズ、放射ノイズの分析に必要な設備を保有しており、電波暗室レンタルサービスとして提供しております。
これら試験設備は、関西圏からアクセスの良い兵庫県の川西本社にございます。l本社 株式会社Wave Technology 〒666-0024 兵庫県川西市久代3丁目13番21号
EMI規格認証前の伝導ノイズ、放射ノイズ対策・検討を専門の技術スタッフがお客様に代わって実施いたします。
●放射エミッション測定システム (測定範囲:9 kHz ~ 6 GHz)
●雑音端子電圧※1測定システム (測定範囲:150 kHz ~ 30 MHz)
●電磁波可視化システム※1 伝導ノイズレベルのことを雑音端子電圧と呼びます。
<測定可能な製品>
民生機器、医療機器、舶用機器、電源装置(単相最大4.5 KVA※2)、無線通信機器など※3
※2 放射エミッション(最大20 A , 310 VAC(40~550
Hz), 440 VDC)、
雑音端子電圧(最大16 A, 250 VAC(50/60 Hz), 400 VDC)
※3 現在、車載機器の測定に必要な設備は保有しておりません。
簡易電波暗室を利⽤するメリット
●レンタル費用が安い
ノイズ対策には時間がかかりますが、その間、大型の電波暗室をレンタルし続けると大きな出費になってしまいます。
そこで、時間を要するノイズ対策は簡易電波暗室で実施し、対策完了後のデータ取得に認証試験サイトを利用する方が経済的です。
1 ⽇8 時間の想定で5 ⽇間利⽤した際の費⽤イメージ
※他社電波暗室は1 ⽇20 万円の想定●ノイズ対策に便利なオプション機器が充実している
◆電磁波可視化システム
電磁波可視化システムをご利用いただくことで対策ポイントを容易に特定することができます。測定した電磁界の強度レベルは測定対象物の実画像と重ね合わせて、パソコンのモニタ上でヒートマップ上にカラー表示できます。測定周波数や対象物の大きさなど、仕様に応じてカスタマイズできます。よって、基板上のノイズ分布はもちろんのこと、ケーブルなどに伝導・放射するノイズの状態も可視化して確認することができます。
電磁化可視化システムのシステム構成、測定手順、測定データ解析手順については以下の動画をご覧ください。
◆雑音端子電圧測定システム
関西初のサービスとして、雑音端子電圧(伝導ノイズ)の測定では、ディファレンシャルモードとコモンモードノイズの切り分けが可能な電源インピーダンス安定化回路網(Δ型LISN:Line Impedance Stabilizing Network)をご利用いただけます。このことによって効率的な伝導ノイズの対策検討が可能となります。
【雑音端子電圧(伝導ノイズ)測定例】
図1に通常のV型LISNによる雑音端子電圧(伝導ノイズ)測定結果を示します。
この測定結果にはディファレンシャルモードノイズとコモンモードノイズが混在しております。よって、ノイズ成分の切り分けが困難であり、ノイズ対策は経験と勘に頼った試行錯誤のアプローチが中心となります。
このため、伝導ノイズの対策・検証には多くの時間を要しておりました。
図1 通常の雑音端子電圧(伝導ノイズ)測定結果
当社のΔ型LISNは、図2に示しますとおりディファレンシャルモードノイズとコモンモードノイズを別々に測定することが可能です。
(a) ディファレンシャルモードノイズ測定結果 |
(b) コモンモードノイズ測定結果 |
図2 当社のΔ型LISNで測定した結果
伝導ノイズの原因を分析し、効率的な対策検討を実施するためにΔ型LISNは無くてはならない設備です。
もちろん、通常のV型LISNもございます。
<設備の詳細>
◆簡易電波暗室の仕様
IEC、FCC、CISPR、VCCIなど各種国際規格に対応した簡易電波暗室となります。放射エミッションは30 MHz ~ 6 GHz、雑音端子電圧は150 kHz ~ 30 MHzの周波数範囲で測定が可能です。
主な仕様
暗室サイズ |
・3×7×2.6(H)m |
測定距離 |
・3 m |
測定可能周波数 |
・放射エミッション:30 MHz~6 GHz |
シールド特性 |
・150 kHz~1 GHz 100 dB以上、1 GHz~10 GHz 80 dB以上 |
測定装置 |
・システムコントローラ (マイクロウェーブファクトリ) |
アンテナ |
・バイログアンテナ (30 ~ 1000 MHz) |
電源インピーダンス |
・150 kHz ~ 30 MHz |
電源装置 |
・電源フィルタ AC500V 30A |
計測支援システム |
・ターンテーブル φ1.2m埋込型、 耐荷重100kg |
付帯設備 |
・ITVカメラシステム |
◆弊社のEMI測定システム図
同じ簡易電波暗室内で放射エミッション測定、雑音端子電圧(伝導ノイズ)測定、電磁波可視化測定ができます。
EMI対策検証受託サービスのページはこちら
WTIブログをご覧ください(電波暗室レンタル・EMI対策サービス関連)
電波暗室の予約が一杯だー! さあどうする? EMI対応
ついにフル稼働しました! WTIの電波暗室レンタル&EMI対策検証サービス
伝導ノイズ対策に魔法の杖はない。でも、必ず原因と対策手法は見つかる!(Part 1)
伝導ノイズ対策に魔法の杖はない。でも、必ず原因と対策手法は見つかる!(Part 2)社長ブログ(電波暗室レンタル・EMI対策サービス関連)
設計お役立ち情報「電子回路設計 ヒントPLUS☆」を立ち上げました
EMC対策に有効な 無料「ノイズ周波数解析ツール」をご提供中電子回路設計 ヒントPLUS☆(電波暗室レンタル・EMI対策サービス関連)
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~ノイズってなぜ発生するんだろう? 寄生成分を疑え~
~ノイズ放射3つの要因 対策は上流で打て~
~ノイズ源を突き止めるには、周波数の把握、そして解析ツール~
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~コモンモードノイズ発生のメカニズム その①モード変換~
~コモンモードノイズ発生のメカニズム その②~
~コモンモードノイズ発生のメカニズム その②続編~
~信号伝送路設計とEMI~
~コモンモードノイズ対策~
~伝導エミッション(雑音端子電圧) V型電源インピーダンス安定化回路網~
~伝導エミッション(雑音端子電圧) ⊿型電源インピーダンス安定化回路網~
~磁性シート~
~フィルタ(インダクタ その1)~
~フィルタ(インダクタ その2)~
~フィルタ(キャパシタ その1)~
~フィルタ(キャパシタ その2)~
~伝送線路1(電気信号の伝搬速度)~
~伝送線路2(分布定数と集中定数)~
~伝送線路3(インピーダンス1)~
~伝送線路3(インピーダンス2)~
~伝送線路4(オーバーシュート)~
~伝送線路5(アンダーシュート1)~
~伝送線路5(アンダーシュート2)~
~伝送線路6(ダンピング抵抗1)~
~伝送線路6(ダンピング抵抗2)~
~キャパシタの共振1~
~キャパシタの共振2~
~キャパシタの共振3~
~キャパシタの共振4~
~キャパシタの共振5~
~キャパシタの共振6~
~抵抗減衰器(アッテネータ)~
~π型アッテネータ~
~π型アッテネータ その2~
~π型アッテネータ その3~
~Sパラメータ その1~
~Sパラメータ その2~
~直列素子のSパラメータ(インダクタ編)~
~直列素子のSパラメータ(インダクタ編2)~