WTI社長の石川高英です。
最近、ビジネス書籍や雑誌で、「仕事を通して世の中に貢献したい」と考える人が増えてきているという記事を見かけることがあります。
若い世代を中心に、会社の規模や報酬よりも働く意義を見出すことに関心を持つ人が世界中で増えているという記事のことです。
私も貢献については考えることが多く、実は社内向けの社長講話の中でも、「貢献」について触れることがあります。だいたい以下のようなお話をしています。
- 人の幸福が何かと考えたとき本当に様々な見方があるが、私の考える人の幸福とは「貢献感」のこと。
- 人は誰かのために何かをして喜んでもらえると自分も嬉しくなる。それが貢献感。
- 仕事とは、人のために何かをすることを、ごく自然な形で実現させてくれるありがたいもの。
- ただ、少し気を付けないといけないのは、仕事は往々にして上司や先輩から指示されるがために、上司や先輩のために仕事をしているような気がしてしまうこと。
- その上司や先輩の向こうにはお客様がおられることを是非思い出して欲しい。やはり仕事は社会のお役立ちのためにしている。
- 人のお役に立つには、相応の実力が勿論必要。
- 会社として研修には以前から力を入れてきているし、今後も皆さんの実力を上げていくためのサポートをしっかりと行っていく。 ただ、研修は会社から与えられるものというより、自ら学ぶための場であることもしっかりと意識すること。
ここで、こんな疑問が浮かぶかもしれません。
幸福にはなりたいけれど、社会に対する貢献について考えたこともない人はどうでしょうか?
その人も、社会に貢献していると私は考えます。
自分が幸せになろうと真剣に取り組めば取り組むほど、社会に貢献することに自然に行き着くからです。
個人と社会とは密接に繋がっていて、安定する状態は個人と社会双方のWIN-WINしかないからです。
自分と社会、どちらを起点にして考え始めたかの違いに過ぎず、単に思考のタイプが異なるだけです。
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