■なみりん: 昨年春に入社してはや1年、あっという間だったわ。4月の集合研修から始まり、毎月1~2回の技術講座4科目(電気電子回路、半導体概論、電磁気学、高周波回路の基礎)を3月まで約1年間受講し、宿題も難しくなかなかハードな研修でたいへんだったけど、少し成長した気がする。研修が終了した今、気持ちをどう整理したら良いのかなぁ? ■イッくん: 1年間の研修、お疲れ様でした。3月の研修終了発表会では半年前の中間発表に比べると内容がかなり濃くなっていましたし、発表態度にも自信が見受けられました。これまで学習やOJTを経験したことで、自分の成長を感じたのではないですか。また、これからの仕事に新たな抱負も湧いたでしょうね。発表会で今後の夢を語った新人もいました。心強い限りです。 ここで一区切りがつき節目なので、日常生活から少し離れて、これまでを振り返って考えてみるといいですね。その見方は、登山でいうと、1合目に来て、見晴らし台で麓の景色を見ているイメージでしょうか。ここまで頑張った自分を褒めるとともに、体調はどうか、登ってきた道が良かったか、今後の道筋は? 補給が必要か? など、これまでの振り返りと、今後の登山計画を見直しましょう。 ■なみりん: 思い返してみると、楽しいこともあったけど、うまくいかなかったことのほうが多かったように思うわ~。配属部門でのOJTで失敗もたびたび繰り返したし。。。 ■イッくん: そうですね、振り返ると悪いことがたくさん思い出されますよね。誰でも1年目はそうですよ。それでも、嬉しかったことを思い出しましょう。苦しい中でここまで登れたことは、たいへん立派なことですから、自信をもって喜んだらよいと思います。 研修終了発表会で、社長が、「失敗を経験することが大事だ」、とおっしゃいましたよね。若い間にたくさん失敗するほど、成長できますよ。その話を少ししてみましょう。 失敗は、山登りでいうと、コースを迷ったり、崖から落ちたりすることであり、それを経験することにより、コースの見分け方や崖の見つけ方が身に付き、次からは安全で速く登れるコースを辿れることができます。地図を使えたとしても、やはり現場の嗅覚がもしもの時に役立ちます。読書や話を聞いただけでは決して身に付きません。生身の体で経験しましょう。
あの発明王トーマス・エジソンは、次のように言ったそうです。
「私はこれまで一度も失敗をしたことがない。 電球が光らない、という「発見」を2万回も成し遂げたのだ!」
2万回というと、1日に3回失敗したとして、年1,000回で20年になります。それでも挑戦し続けたのですから、想像を超えていますね。発明王ではなく、「失敗王」かもしれません(笑)。 また、蓄音機工場を火事で失った時も、「こんな大火事はめったにみられないぞ」と家族を呼んで見物したエピソードもあるようです。弊社社長のブログに述べられているように、エジソンはまさに、好奇心、向学心、向上心の人だったのですね。 人生はチャンスもあれば、困難もあります。「やるべきことをできなかった」や、「失敗した」など苦しい時は、そのことばかりが気になり自分を否定してやる気がなくなってしまいますよね。でも、失敗が大きければ大きいほど、その中により大きなチャンスが隠れているものです。失敗を恐れて立ち止まったり、後ろを向いたりするのではなく、エジソンのように、自分を信じリスクをとってでも前に進むことが成長や成功に繋がると思います。 ■なみりん: そうは言っても、うまくいかない時は素直に悲しんで落ち込んでしまうもの。理想どおりにいかないわ。 ■イッくん: そうですね、辛い時は落ち込んでも良いですよ。大事なことは、その後の、「気持ちの切り替え」なんだと思います。サッカー選手がよく言っていますよね、試合に負けた後のインタビューで。逆に、試合に勝っても、「次は挑戦者のつもりで」 とも言っています。失敗しても自分の全てを否定せず、スポーツで汗を流したり、好きな音楽を聴いたりして気分転換することで、次に切り替えて挑戦することができるのです。失敗したら徹底して遊んで切り替えてみましょう。あるいは、失敗した時は過去の成功体験を思い出し、成功した時は失敗を思い出すのも切り替える一つの方法です。 皆さんは、うらやましいくらい若いですから、4月からの2年目に向けて、また、将来に夢や希望をもって挑戦を続け、失敗をいっぱい「発見」してくださいね!以上、長文を最後までお読みいただきありがとうございました。研修を終えた新入社員へのメッセージでした。弊社の研修やその考え方が少しでもおわかりいただけたでしょうか。 ぜひ、弊社に入社し研修を受けて、大きく成長してください! 【関連リンク】 プロ設計者養成プロジェクト「テクノシェルパ」の「技術者教育サービスのご紹介」のページ もご覧ください。
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