Wave Technology(WTI) | 半導体周辺回路とその応用製品の開発・設計会社

WTIは技術者不足を解決する「開発設計促進業」です

2017年度インターンシップの受入を終えて

こんにちは。WTI 構造技術課 大野です。

今回は、先日当社で実施したインターンシップについてお話しさせていただきます。
今年度は構造技術課で「シミュレーション技術を体験する1DAYインターンシップ」と銘打って募集し、数名の学生さんに参加していただきました。 今回のインターンシップは、文字どおり期間は1日と短いですが、技術者の仕事について、少しでも理解を深めてもらうためにはどのようにしたらよいかを第一に考え、私が担当する「シミュレーション技術(応力解析)」について知ってもらうことを目標にしました。

シミュレーションツールはあくまでも「道具」であり、計算ができるだけでは技術としての価値はあまりなく、得られる結果の意味を明確にお客様のニーズに応える形でフィードバックすることが、シミュレーション技術において最も重要になります。それにはお客様がどんな製品を開発し、どんな課題を抱えているかをきちんと理解することが大切です。

シミュレーション技術の根幹となる部分を体感してもらうため、シミュレーションツールの操作の前に、計算対象である半導体パッケージの内部構造の分析を参加者の皆さんに行ってもらうことにしました。
実際にシミュレーションする現物をまず見る所から始めることで、「現実の課題に対する原因や対策を考えて、目的に即した計算を行う」という、シミュレーション技術者の思考の流れを理解してもらえると考えたからです。
今回の体験を通して、シミュレーションツールの操作のみを行うよりも、技術者としての仕事がぐっと身近に感じてもらうことができたと思っています。

参加された学生さんの感想の一部をご紹介します。

  • 「WTIのことをたくさん知ることができました。シミュレーションはとても興味深く、もっと知りたいと思いました。社会人の心得についても少しお話をしていただき、刺激になりました。」
  • 「幅広い分野で新製品の設計・開発ができる、やりがいのある職場だと感じました。多くの知識が必要で、様々な経験ができる所に、技術職の魅力を感じました。またシミュレーション技術も高い精度を持っていると聞き、すごく興味がわきました。」
  • 「1日だけでも得られることはたくさんあり、とても興味深い内容でした。」

手探りで始めたインターンシップでしたが、学生さんからは上記のような嬉しい感想もいただくことができました。
おかげさまで、私も日常の業務とはまた違った達成感を味わうことができました。
お忙しい中足を運んでくださった学生のみなさんには深く感謝いたします。来年度のインターンシップでは、熱解析についても体験していただくことを検討したいと思います。

リクナビ エントリーページ:https://job.rikunabi.com/2019/company/r136700015/internship/

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