WTI社長の石川です。
いつもは社長ブログの欄に投稿していますが、今日は久しぶりにWTIブログへ登場して、包装資材のお話をさせていただきます。
コストダウンは収益を上げるために極めて重要な経営施策です。
メーカーでしたら、材料調達コスト、生産コスト、間接費用を始めとして、しっかりと対策を進められてきているはずです。
しかし、生産コストなどに比べて相対的に対策が進んでいないのが物流費ということもあります。
生産コストは、長年取り組まれてきていたことから、少し前までは削減ネタが出尽くしてきた感も出始めていましたが、ここに来て、IoTやAIの進展により、生産コスト削減の次のステップに入ったように見えます。
そのような時代に入っても、見落としがちなのは「包装資材」かもしれません。
「創造する経営者」ピーター・ドラッカー著 の中には、以下のような記述があります。
「(包装資材は)まったく無視していたコストだった。(中略)包装デザイナーたちは包装資材コストに無関心であっただけでなく、輸送、積み込み、保管のコストと包装の関係についても無関心だった。」
つまり、包装資材は何かのきっかけで一旦ある物が使われ始めると、大きな状況変化が訪れない限り、「今でもその包装資材が我々にとってベストか?」という問いを継続して発することなく、無自覚に使い続けがちであるということなのです。
その結果、コストダウンができる可能性を見過ごしているかもしれません。
この包装設計は、意外に大手企業でも自社内に充分な専門的知識を持つ社員を擁していなかったり、提携している物流業者にもそのような専門家がいなかったりするものなのです。
当社は、以前ブログでも書いておりますように、半導体の輸送用包装材設計も手掛けています。
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