みなさんこんにちは。技術教育センター長の前川(まえがわ)です。
前回11月に社内教育をご紹介しましたが、今回はその教育内容をさらに詳しくご説明しますので、ご一読いただければ幸いです。
読みやすいように、当社メインキャラクターのナミリンとのインタビュー形式です。(イックンは下名のニックネームです(キョウイク))
■ナミリン: 会社に入っても勉強するって聞いたけど、ほんと? もう勉強は十分やったし~。
■イックン: 会社では様々な実業務があり、大学の基礎勉強だけでは役に立ちません。また、技術は日々、進化しているので遅れたらたいへん。競争相手も多いし、お客様の要求もどんどん厳しくなるのですよ。また、会社では組織で仕事をするので、コミュニケーション力やプレゼン力、交渉力が重要ですし、学校の試験のように答えがある問題だけではないので、問題解決思考力など、学校ではあまり学ばない、異なる能力やスキルも磨く必要があります。逆に言えば、今まで隠れていた自分の能力を伸ばして活躍することができるのです。また、2019年卒の就職確定済み大学生では、就職先選びの決め手が、「自らの成長が期待できる」であった学生が最も多かったそうで(*)、多くの学生さんが自分をまだまだ成長させたいと考えているようです。
(*):研究機関・就職みらい研究所が、2018年12月1日時点で民間企業への就職が確定している大学生に対し、「就職先を確定する際に決め手になった項目」について尋ねた結果、トップは「自らの成長が期待できる」でした。
■ナミリン: なるほどねぇ、よくわかりました。でも、社会人の勉強はこれまでのやり方でいいの? また、長い会社生活で、勉強を続けられる自信がないなぁ~
■イックン: 大丈夫ですよ。学生時代は、学校があって先生からいろいろ教えていただき、外からの力で勉強できましたが、社会人になると、そのような周囲の力がなくなるので、自然に勉強しなくなることが多いです。ですから、社会人で勉強するコツのひとつは、学校に代わる周囲の力をどう見つけるかです。
弊社WTIでは、その外部の力になれる教育体制を完備しています。
まず、入社して1年は新入社員研修でみっちり勉強できる制度があります。最初の4月には、アナログ・デジタル回路の基礎講座が1ケ月間毎日のようにあり、電気を学んだことがない人も基本重視の座学と回路実習をとおして楽しく勉強できます。技術文書の書き方講座もあり、作成した技術文書は丁寧な添削指導を受けることもできます。
その後、少し高度な電気電子系工学理論講座(電磁気学、電気電子回路、半導体、高周波回路)を月に1~2回受けることができます。特許講座もあります。
講師には前回ブログでご紹介したように、社外の一流の先生方をお招きし、基礎理論からしっかりと学べます。なかなか厳しいですよ。
昨年4月に入社した新入社員の講座も、3月終了まであと1ヶ月になり、学習もレベルが高度化し最後の追込みに入っています。新人はいくつもの学習難所を乗り越えてここまでがんばって到達し、大きく成長してきました。たいへん嬉しく、頼もしく感じています。
2年目からも一般社員向け専門技術講座がいくつもあり、希望すれば受講できます。例えば次のとおりです。
■技術関係
- 無線工学
- アンテナ工学
- 高周波回路設計
- パワーエレクトロニクス
- VBA(エクセルマクロ用プログラム)
- 組み込みソフトウェア
- 品質管理法
■技術以外
- 問題解決ロジカル・ラテラル・クリティカルシンキング
- プレゼン技術
- コーチング
- 自己啓発
- TOEIC模試
この他、上記でカバーできない分野については社外の通信講座をリストアップし、費用を会社が半額補助しますので、積極的に受講できます。
このように、自分を磨きより高度な技術者になるために必要な講座を十分に取り揃えていて、多くの社員が日夜学び、力強く成長しています。
■ナミリン:へぇ~、そんなに講座があるとは知らなかったよぉ。社会人になっても、受講したら会社の支援で自分をさらに成長させられるんだ~
■イックン:そうです。周りの協力をうまく使えば、どんどん自分の力を向上できますよ。能力が上がれば、仕事もできるし、周りからも期待され、相乗効果で正のサイクルがくるくる回って、夢実現の可能性がぐ~んと広がります。
最後までお読みいただきありがとうございました。弊社に関心がある方は、是非とも見学にお越しください。
【関連リンク】
プロ設計者養成プロジェクト「テクノシェルパ」の「技術者教育サービスのご紹介」のページ
もご覧ください。
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