Wave Technology(WTI)-ウェーブ・テクノロジ

WTIは技術者不足を解決する「開発設計促進業」です

#004 EMI対策 ~ノイズ源を突き止めるには、周波数の把握、そして解析ツール~

問題となっているノイズがどこから来ているか、つまり、ノイズ源は何かを把握することが、対策を進めるにあたって最初に当たるべきポイントです。ノイズ源を突き止める方法としてお勧めなのは、ノイズの周波数を把握した上で、ノイズ解析ツールに掛けることです。

ノイズの周波数を把握するのには、まず、電波暗室中で電磁波可視化システム(⇒ http://www.wti.jp/contents/emi-02.htm)を使ってノイズ放射を捉え、その後スペアナで周波数を把握します。

次に、ノイズ周波数解析ツール(⇒ http://www.wti.jp/contents/emi-03.htm)にかけることで、その周波数のノイズの発生源を把握することができます。

上記の設備を自社で保有していれば、社内でノイズ源の特定を進めることができますが、設備を保有されていない場合は、設計/開発会社に委託することで、設備投資の必要もなく容易に特定作業を進めることができます。

ノイズ源が判明して、それが例えばCPUのクロックであった場合、回路設計者として半導体内部のノイズ源にまで手を打つことは難しいため、それ以外の対策を考えることになります。また例えば、不要発振が回路内で起こっていることが判明すれば、発振抑制対策を講じます。

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